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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

〈後編〉バツ2のイケメンエリート。自分のなかの「狂気」と向き合ってみた。

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春哉:マッチングアプリで約束した女の子との待ち合わせ場所に行かなくちゃいけないのに、体が動かない。無理していくと、朝起きてもだるい。何もする気が起きない。何も楽しくない……そのうちに風呂も食事も面倒になり、ひたすら寝ていたら一緒に住んでいる友人が「大丈夫か」って病院に連れて行ってくれた。

川崎:友達と一緒に住んでいるのね。

春哉:はい。僕は不動産購入が趣味で、都内にいくつか物件を持っているんです。今住んでいるのが、下町にある5LDKの一戸建てで、そこに友人2人と、ウチの会社でインターンをしているベトナムからの留学生と男4人で住んでいるんです。

川崎:なんとダイバーシティな暮らし。それはいい環境ね。日本の多くの男性は家庭と会社だけにコミットしてしまい、他の世界がない。でもあなたは、いろんな価値観や生き方があることを生活の中で経験できる。

春哉:ありがとうございます。ほめてもらうとうれしい。

川崎:でも、あなたはやりすぎだよ。裁判で疲れ果てた4ヵ月後に、ハードに婚活をしたら心身の調子が悪くなるのは自然よ。恋愛や婚活って、ルールがない無差別級格闘技で、完全な駆け引き。新規の人に会って、相手が自分の離婚歴をどう思っているか、どこまで依存するか、何を求めているかをバーバルとノンバーバルで探り合う行為だから負荷は当然かかる。超ストレスフルな行為なのよ。裁判後にリングに上がってはいけない!

春哉:なるほど。トライアスロンの次にフルマラソンをするようなものなんですね。

川崎:そうよ。寿命が縮むわよ! 婚活する前に、自分が癒されるところに行って、充電しないと。でもね、40代って、自分のバッテリーの容量が感知できなくなるの。無理してしまう気持ちもわかる。「まだまだ若い。まだいける」って思いたいしね。



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