「最後の一文でもしかしたら本当に助けてくれるのかもしれないと思ってしまったんです。今思えば、疲れていたんでしょうね。支払いの時期も目前に迫っていましたし、藁にもすがる想いでリツイート&コメントをしました」
コメントには「子ども2人を育てるシンママです。入学の費用が足りず困っています」と書き、指定されたツイートをリツイートした。そして翌日の夜、Twitterを開くとその男からDMが届いたという。
「当選です!というDMが届いたんです!それを見た瞬間、ものすごくドキドキしました。まさか私がもらえるなんて思っていなかったので。スクロールすると受取方法、銀行名、支店名、口座番号を記載するよう書かれていました。この時点で私はすっかりと騙されてしまっていたんです」
英子はすぐさまDMに返信をしたという。すると数時間後、振り込み登録に必要な手数料1万円の支払いを求めるDMがやってきた。
「40万円に比べれば、1万円なんて安いものです。迷うことなく、すぐにクレジットカードで支払いをしました」。
英子はほっとした気持ちでその日は眠りについたという。
「やりとりを行ったのは、すでに銀行がしまっている時間だったため、振り込みを確認できるのはどんなに早くても明日だと思ったんです。10万円は娘の学費、29万円は今後のために貯金、1万円で3人で焼肉でも食べに行こう……そんなことを思いながら寝ました」
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