はじめのうちこそ「おじさんが若い子に相手にしてもらって舞い上がっている」と、からかうような気持ちで見ていた志保だが、夫が使う金額や食事の回数が増えていくにつれ、パワハラやつきまといのようになっていないのかが不安になってきたのだという。
「恥ずかしかったですが、友達に相談してみたら、せめて自分からは誘わないようにとダンナさんに伝えてみてはどう?ってアドバイスされたんです。あ、そういう感じなら言えそうだと思って、ダンナに伝えたんですよね。そしたら機嫌損ねちゃいましたね。オレをパワハラやストーカーするような男だと思ってるわけ? って」
女性との食事を隠さず志保に報告してきた夫は、その行動が妻公認になっていると思っているようだ。もちろん、志保を油断させるために、戦略的に報告していた可能性もあり得る。いずれにしても、若い女性との食事とはいえ、たまのことなら志保もそれほど目くじらを立てはしない。だがその頃には、食事に誘う時間帯や場所はすっかり変わっており、頻度もますます上がっていたという。
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