「でもちょっと笑ってしまうのは、フタを開けたらお腹の子どもの性別が女の子だったことです。あんなふうに言ってたけど、私が言うとおりにやったのね、とお義母さんは思っているかもしれません。腹が立つけど、ちょっと笑えますね」
子づくり騒動にはけりがついたものの、義母という人は思いのほかこだわりと思い込みが強く、スイッチが入ると暴走しがちな人物であることを友里奈は知った。それがきっかけとなり、以前のように義母と同じ時間を過ごしたいとは思わなくなったという。
「寄りつかなくなったと言っても、このまま関係に溝が入るのも良くないと思ったので、10日に1度くらいはお邪魔していました。でも、またお義母さんのスイッチが入ったんです。今度のスイッチは、お腹の子どもの名づけでした」
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