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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】医者との結婚と離婚。人生のレールを失った箱入り娘が「激変した理由」

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「ちょっとした事件だったのが、その回転すしで、私が軽いという噂を流されてしまったことです。そうなんですよ、犯人はあの真面目そうな言葉攻めの子です。別の大学生から、白井さんとやりたいんですけどって面と向かって言われて知ったことですが、とても驚きました」

さっきまで笑っていた人とは思えない表情でそう話すと、雅美は今度はさめざめと泣き出した。

「私、堕ちるところまで堕ちたなと思いました。あの大学生が、私としていることをバイト仲間に話していると知って……セックスの内容まで事細かに喋っているとかで、何人かの大学生が、自分もやらせてほしいと言っていると……」

若い男たちが雅美と寝てみたいと息巻くと、言葉攻めの大学生は「楽勝でその日にやらせてくれるはず」と答えたという。雅美はそこまで話すと涙が止まらなくなり、言葉をなくした。

「いちばん困っているのは、そんなことがあって落ち込んだにもかかわらず、男と寝たいという気持ちを抑えられなくなることなんです」

雅美は、依存症に陥っているかもしれないという自覚があるという。

「そんな言葉を聞いたことはあるのですが、ただの淫乱でしょ?と思っていました。でも、今はそういう人の気持ちがわかるんです。私はもう、自分という存在を心で求めてもらうことは、たぶん諦めてるんです。体ははっきりしてますよね。

男が私を求めていることは、その部分を見れば簡単にわかります。で、実際に交わって、相手が満足したことも物理的に見ることができる…それがやめられないんだと思います。自分じゃないみたいに乱れたりできるのも、変身したみたいで快感なのかな」



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