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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「図書館の本をフリマに……」ベテランも呆れる、常識を逸脱した「最近の若い先生」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎私たちが知っている「教員」は絶滅危惧種? 近年のリアルな教師事情。

【あらすじ】
なんでも検索すれば答えが出る時代。学校現場も例外ではなく、康子さん(53)の学校では、新米教師が生徒の相談を大真面目にインターネット検索し、その回答を読み上げたというなんとも奇妙な話が。しかし、困った教員はこれだけではなかった。

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康子さんの嘆きは止まらない。

「授業の準備もネットでさまざまなことを調べて行います。それでもそれをどこかにメモしていったり覚えたりしてから授業に行けばよいのですが、タブレットを持って授業に行ってもよいので、若い先生の何人かは、授業中にタブレットを使って調べ、調べたことをそのまま話すという授業スタイルを取ります。

そうすると生徒たちは、『あいつは調べないと何も知らない先生だ。』とか『調べながらしゃべるような授業なら俺だってできる。』と言い始めてしまって。

まあでも、当然ですよね。生徒たちの言っていることの方が正論だと私は思います。部活の指導やクラス運営、事務作業などとしなければいけないことがたくさんあるのは承知していますけど……。

それでも子どもたちに伝えるために自分自身が一生懸命勉強するのが教員というものだったはず。自分でどうすればよいのか考えて工夫して、心配したらまた別の方法を試して……そうやって教員としても成長していくものだったはず。

私の若い時は……なんていうとすぐに老害呼ばわりされてしまうので、結局何も言わない私のような教員にも責任はあるのかもしれませんね」


康子さんはそう話しながら、コーヒーのまだ残っているカップを指でもてあそんでいる。彼女の中にはそういった先生とどう接していくかということについての深い悩みがあるのだ。



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