「Bさんは、彼女がいなければ、お母さんが生きていけないというような状態です。Bさんが学校にいる間、お母さんは、おなじような境遇の方々が働いている会社にお勤めになっていて、そこではボランティアの方などに助けられながら働いておられるようです。ただ、そのお母さんがやや内向的な方なので、家庭にまでボランティアや支援団体の方が入ってくるのを好まず、Bさんがお母さんの耳となっています。部活にも所属せず、授業が終わると走って家に帰っていく彼女は、家でずっとお母さんにつきっきりで、時折ヒステリーを起こすお母さんにぶたれたりもしているようです。でも、彼女も絶対に、そんな自分の状況を話しません。彼女の場合は、友人にも私にも一切話しておらず、カウンセラーの先生にも言わないみたいです」
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