一方、中古車市場はどんな状況なのでしょうか? 検索サイトでチェックすると、想定外に高年式の160や170Sの売り物件が多いと感じます。この現象を前出の島影さんにうかがうと「大分すると、初めてセブンに乗って短期に手放そうと思う方と、もう少しパンチが欲しいと感じる方の2パターンでしょうか。セブンに乗ると確かに日常の風景から変わりますが、実際に所有し体験することで感じ方も変わるのだと思います」といいます。
しかし、出物があるとはいえ、現状の中古車相場は高止まりにあり、もともと2年待ちを覚悟すべしといわれてきた新車すら受注休止という状況はまさに逆風。ひと頃はBDRさえ選べたのに、いまはクラシックなケントエンジン搭載車さえ流通物件はまばらなのです。
早速、ストック車両を拝見します。なんとスーパーセブン1600が1台ありました。聞けばまだお客さんはなく、早い者勝ちの商談優先権を得られます。新車なので販売価格は定価。同じショールーム内にある限定車のイモラ(170Sベース)よりお安く乗れる感じ。
続いて別棟に移動。個人的には大好きなケントエンジン搭載車の1700SSが1台ありました。個体背景をうかがうと、どうやら前オーナーが御夫婦で大切にされてきた車両だと判明。まだ1万キロ未満のオドメーターも真実と判断しました。手の入れ方もベテランならでは。
もっともお安くセブンを味わうならニアセブンの代表格ウエストフィールドも検討の余地あり。こちらは1.4L直4搭載車ですがワンオーナーで180万円也。上級者の方には新車で保管中の48ZRもあります。なんせ488万円ですから愉しみがいがあります。詳細は動画内でご確認ください。
ライトウェイトスポーツカーは最高です。パワーがあってもスポーツカーは重けりゃ飽きてしまいますから。昭和の国産スポーツカーに魅了されるのは、やはり車体が軽いから。贅肉のないケータハムはその点で究極にあり刺激的な存在です。2023年以降の動向はわかりませんが、乗りたくなったいまこそ人生の好機。決して諦めてはいけませんぞ!
Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit:Harumi Airi
Text:Seiichi Norishige
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