喉元を過ぎれば熱さ忘れるの言葉通り、いまでは以前よりさらに盛んに、毎日のようにパパ活で荒稼ぎをする日々だ。
「実の父親にパパ活したんだから、もう怖いものはないですよね。学生のうちに、稼げるだけ稼ぎます。美大生って、男の受けめっちゃいいんですよ」
そう笑う美樹は、どことなく寂しげだ。一度甘い蜜を覚えたら、もう逃れられない。キュレーターを目指す夢は、いつの日か叶うのだろうか。
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