ファッションとスポーツが高次元で融合した新コレクションが誕生
1952年に日本で誕生し、当時の最新素材であるナイロンをいち早くスキーウェアに導入したスキーウェアブランド「phenix」。その70年に及ぶブランドの歴史を丁寧に紐解いて、現代的に再構築した新レーベル「PHENIX ARCHIVAL RESEARCH(フェニックス アーカイバル リサーチ)」が誕生しました。
ファッションとスポーツが寸分の狂いもなく、
50/50の状態を目指した新レーベル
新レーベル「フェニックス アーカイバル リサーチ」が前提としたのは、“雪山でストレスなく着用できる機能性を備え、なおかつ街中で身につけていて気分が高揚するようなファッション性にも目配せされている”服。
ファッションとスポーツの融合というコンセプトはすでに珍しくありませんが、実は、ファッショントレンドは螺旋状で、スポーツ界におけるテクノロジーはあくまで直線的という、本来は交わることがないものです。
その“ファッションとスポーツの交差点”を模索したのは、ファッションディレクターの金子恵治氏。金子氏は、セレクトショップ「エディフィス」でバイヤーを務めた後、2015年に「L‘ECHOPPE(レショップ)」を立ち上げ、現在はファッションに関しての広く深い知見を武器に多方面で辣腕を振るっています。
金子氏が、スキーウェアブランド「phenix」の財産である過去の膨大なデザイン資料にあたるなかで、目に留まったのが、特徴的で興味深いディテールの数々。変化の激しいスキー界のトレンドを考古学的なアプローチで紐解き、独特なディテールが醸し出すある種の“いなたさ”(泥臭い、垢抜けない、素朴な、ダサい)に、情緒的な魅力と現代での有効性を感じ取ったといいます。
素材が進化すれば機能も進化し、デザイン、ディテールはそれに伴い変化していきますが、テクノロジーが進化することによって失われていく“いなたさ”、愛らしさのようなものを落とし込んだコレクションが、フェニックス アーカイバル リサーチです。
シンプルかつソリッドに、未来的なムードを纏いながら、phenixのアーカイブから掘り起こしたクラシックなディテールがほのかに香るアイテムは、一度袖を通す価値ありです。
【問い合わせ】
L‘ECHOPPE OFFICIAL SITE
PHENIX ARCHIVAL RESEARCH 特設ページ