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クルマ好きおっさん、大興奮。バーキンセブンの秘密を大解明なのだ!

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ところが南アでは移民法により手塩にかけたロータスセブンを持ち込むことができません。また、ケータハムを輸入しようにも110%の関税率が障害に。ならばケータハムセブンを南アで作れないか? とグラハム・ニアーンに持ち掛けたところ一蹴されたといいます。

数々の障害に夢は潰えたのか? しかし、ジョンは諦めませんでした。なんと、ロータスセブンとそれに関連する資料かき集め、コツコツと自らセブンの製作スタート。あまりの出来栄えに友人たちからも製作を懇願され、趣味の範囲を超え、いつしかセブンを作る会社組織へ成長。1982年に『バーキンカーズ』が設立されます。

社名の由来はジョンの父がレース好きでバーキン卿の生きざまに憧れていたことと、母が「バーキンがふさわしい」と後押ししたこと。バーキンとはあのベントレーボーイズに名を連ねたサー・ヘンリー・スタンレー・バーキン(1896-1933年)から頂戴した社名です。愛称を用いてティム・バーキン卿とお伝えした方がいいのかもしれませんが、じつはこのバーキン卿とワトソン家は親戚だったのです。

バーキン卿は根っからのジェントルマンレーサーで、いまさらその戦歴を語るまでもありませんが、自らステアリングを握る一方で、あのスピードシックを駆ったウルフ・バーナートのコ・ドライバーも務めました。さらにとんでもないのは1929年にはベントレー4 1/2にスーパーチャージャーで武装するための工房を設立。紆余曲折あって最終的にW.O.ベントレーを担ぎ出し、あの『ベントレー・ブロワー』を完成。このマシンで1930年のル・マン24時間にバーキン卿自ら参戦しコースレコードを記録しています。



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