「結婚して10年目で信頼関係は十分に構築されてきたけど、セックスは少しマンネリ化してきた今の僕たちにとって、SMは良い刺激になるに違いないよ。プレイはお互いの同意のもとに行われて初めてエッチのスパイスになるもの。文子には一緒に僕の大好きな世界を覗き、体験してほしい」
どうやら、健一は見つけられたことで、『もしかしたら夫婦でプレイが出来るかも』と期待した様子だったという。
そして、文子は? というと……。最初は嫌悪感を抱いたものの、愛しているという気持ちもあり「少しだけなら……」と、プレイに付き合うことを決意したというのだから驚きだ。
©Getty Images
「夫が熱く語るSMのめくるめく世界。まるで洗脳されるように私の興味は高まっていったの。私はノーマルなHでエクスタシーを十分に感じることは出来るし、軽い縛り程度であれば少しは感じることができるかも? なんて思ったけど。実は彼はM側だったの。いわゆる支配されることに快楽を感じるほうだったのよね。今でも覚えている、私に懇願する、あの表情……」
そして、文子は語りだした。夫、健一が語った支配される側である“M”の神髄を。
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