外の空気を吸いたいと思い、テラス席に座り夜風を感じながらカクテルを飲み、16年の結婚生活を振り返る愛子。
©Getty Images
「人がいるのに、会話がない。人がいるのに視線が合わない。人がいるのに、それもかつては心を通わせ会話した相手なのに、今はなんのつながりもない。それは、強烈に孤独です。だったら、独りの方が何倍も精神衛生上良いだろうと思いました。でも離婚することで私に何が残るんだろう……何もなくなってしまうんです」
苦しくても、この状況を続けるしかないと思っていた愛子の目の前に、一人の男性が。
「こんばんは。日本の方ですか?」
RANKING
2
3
4
5
2
3
4
5