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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「あまりに綺麗で…」専業主婦のもとに突然現れた年下男性。彼は天使? それともペテン師?

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「すみません。あまりにも綺麗で見とれていました」

恵まれてはいるけれども、専業主婦としてのパターン化した日々に、ちょっぴり飽き飽きしている……そんな気持ちを抱いていたさとみ(仮名)の心を動かしたのは、カフェでのこんな一言だった。


※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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23歳で結婚後、ほどなく出産、今は夫と10歳になる娘の3人で都内のマンションで暮らしているさとみ。

娘は可愛いし、専業主婦でいられることを夫には感謝しているが、若くして結婚したことを後悔することもある。

同級生であり親友の響子が情熱的な恋愛をしたり、夢を熱く語り、やりたいことを実現する姿を目の当たりにすると…心底羨ましく思ってしまうのだ。

「私、このまま家族の裏方をしながらおばさんになるの?」

そう考えると恐ろしいほど気持ちが沈み、目の前の景色がどんより灰色になっていく。
 

日常ではつい楽な服を選んでしまうが、週に一度だけ娘を習い事に送り届ける日はちょっと見栄えのする服を選び、しっかりメイクをする。劣化を雪崩のように加速させないためのリセットタイムだ。娘のレッスンが終わるまでの時間は、お気に入りのカフェで本を読む。この時間がささやなか楽しみだ。

あの日も静かに心を潤していると、ふと隣の席から送られてくる視線が気になった。勘違いかもしれないと、ゆっくり横を向くと少年の面影を残す青年と目が合った。

彼は慌てて下を向き、俯いたまま小さな声でこう言った。
 

「すみません。あまりにも綺麗で見とれていました」

後編へ続く

Text:女の事件簿調査チーム



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