524万円からスタート！フェアレディZ、いま注文しても納車は来年？

■いまオーダーしても、納期は2023年春以降か!?

240台の限定車「Proto Spec」の応募総数は1万人以上と、当選確率はわずか2.4％だったようだ。待たせ続けたフェアレディZの限定車だけに、購入を希望するファンは非常に多かったようだ。「Proto Spec」で落選した方全員が通常モデルの方をオーダーすることはないだろうが、この半数であったとしても5,000台。受注開始時点でそれだけのバックオーダーを抱えることになれば、納期は半年から1年はかかってくるだろう。半導体を中心とした部品供給の遅れによって生産数が限られることで、さらに納期は長くなる恐れもある。

新型Zの製造は、従来型Zと同様、栃木県河内郡上三川町にある日産栃木工場となる予定。日産のなかでも、高性能かつ高品質な車両を得意とする生産工場で、日産スカイラインやフーガ、インフィニティQ60などの高級車の他にも、GT-Rやアリアといった高級車種を製造している。今作の新型フェアレディZも、どの個体も漏れなく、至極の出来に仕上がることは間違いない。

ただし、新型Zにとって不安要素もある。「CO２排出量規制」と「騒音規制」だ。規制の狭間で生き残っている新型Zだが、おそらくもったとしても2030年までだろう。少しでも「欲しい」と思っているならば、直ぐにでも販売店へアクセスしたほうが良い。すでに多くのライバルはオーダーを入れているのだから。

TEXT：Kenichi Yoshikawa
PHOTO：NISSAN
EDIT：Takashi Ogiyama

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