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カーナビってオワコン?Googleマップやappleによって絶滅危惧に。カーナビに勝機はあるのか?

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

設定した目的地までのルートを、画像と音声を使って、分かりやすく案内してくれるカーナビ。知らない場所へ行く際も、カーナビの設定さえしておけば安心して移動することができ、もはやなくてはならない装備となっている方も多いだろう。

しかしながら、スマートフォンの普及によって、近年その存在が脅かされつつある。最近のトヨタ車では、「ディスプレイオーディオ」を標準装備しているモデルもあり、スマホを接続することでディスプレイにルート案内が表示され、純正カーナビと同じように使うことが可能。さらに、スマホの地図アプリでは、新設道路の対応も早いため、カーナビでよくある「リアルとの差」もない。もはや高額な純正カーナビは不要、と考えている方も多いだろう。カーナビはもう「オワコン」なのだろうか。

 

■カーナビも今後スマホ同等のリアルタイム性能に

これまでのカーナビの地図データは、SDメモリやハードディスクに記憶されているため、地図データを更新するには、ディーラーなどで、データの書き換えが必要。しかも書き換えは有償となるので、常に最新の状態を維持するのは、なかなか難しかった。

2022年1月に登場した、トヨタ新型「ノア/ヴォクシー」のディスプレイオーディオ。スマホを接続することで、さまざまなルート案内のほか、さまざまな機能を使用可能

一方、スマホの地図アプリは、サーバー上の地図データを、国土地理院などのデータベースにある最新の地図データに更新するため、常に最新となる。もちろん使用するだけならば「無料」だ。一部のカーナビでは、データ通信器の搭載(と契約)によって、無線通信を利用したリアルタイムの地図データの更新が可能となってはいるが、月々の通信契約料はかかる。リアルタイム性だけを考えれば、カーナビもスマホも変わらなくなっていくだろうが、やはり、スマホの方がリーズナブルに感じる。

ただ、カーナビは予め登録したクルマのサイズも考慮してルートを設定するため、スマホでは「あるある」の、狭すぎる道へ誘導することもなく、安心して運転ができる。当たり前の機能を当たり前のように実現するのは、長年クルマに搭載することを前提に開発されてきた強みだろう。



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