異彩開放って何？ ホンダの次世代SUV戦略を紐解く

さて、次に気になるのが各車のパワートレインです。ホンダのハイブリッドシステムは現状『ヴェゼル』が1.5L直4ベースの『e:HEV』です。『ZR-V（HR-V）』へも転用が効くなら量産効果が出るのでしょうが、パフォーマンス的にポテンシャルがあるのかわかりません。現行の『CR-V』は2L直4ベースですが、少なくともLFB型エンジンからステップワゴン同様にLFA型の採用が見込まれます。

この3兄弟をどの程度造り込み、また、差別化するのか？　トヨタほどパワーユニットのラインナップが多くはないホンダですが、ホンダらしい創意工夫を期待したいところです。

なお、ホンダの公式HPでは『ZR-V』の特設サイトを公開中です。現在のコンテンツは開発者4名によるデザインに関するインタビューを掲載中。プレスリリースより充実しているのでブツヨクが高まった方は是非アクセスを。オフィシャルコメントなのでぶっ飛んだ内容ではありませんが、それでもモノ作りに携わる人って真面目なんだなと感じるはず。

冒頭の『異彩開放』とは開発チームのコンセンサスのようなもの。新規車種である『ZR-V』が100％日本発信か不明ですが、従来の路線とは異質なデザインの世界観を感じますし、何よりもホンダらしさを感じたい！　というのがファンの本音です。個人的には開放というよりは波動砲をぶっ放してほしいところ。期待して続報を待つとしましょう。

Text：Seiichi Norishige

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