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LIFESTYLE 女たちの事件簿〜沢木文の【婚外恋愛ファイル】

【後編】モラハラ夫を見限って、社内不倫に走った母の末路。

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ライター・沢木文が、コロナ禍中でも花開く、婚外恋愛のリアルについて紹介する。

前編はこちら

彼と関係が始まったばかりの頃は、楽しくてウキウキしていた。彼と交際しているのは自分だけだと思うと、周りで彼を狙っていた人に対して優越感を覚えるようになる。

「でも、結婚しない限りは、コミットしているとは言えませんよね。だから、いつも飢餓状態。会えない日は彼がどうしているか気になって、娘が何を言っても聞こえないし、上の空でした」

他の男性に心が奪われている方が、家庭運営はうまくいく人は多い。奈美さんも、夫や娘のことが他人ごとになり、距離を置いたからこそ、許容できるようになったという。

「夫と娘にバカにされても、『ホントに、私ってバカだよね』と受け流せるようになるんです。反論しないと相手も拍子抜けするらしく、私に対して優しくするようになるんですよね。私が欲しいのは彼からの優しさやいたわり。だから、家族にそうされても迷惑なだけなので、『あっそ、ありがと』みたいに流す。すると家族はますます頑張るようになるんです」


©︎gettyimages

家族とは距離を置いた方がうまくいく。浮気をした妻は、女性としての色気を増すようになる。そこで夫から誘われることも増える人も多くなるが、奈美さんの場合はどうなのだろうか。

「それまで年1くらいだったのに、毎週のように求められるようになりました。『娘が起きているからやめてよ』と言っても、『最近のオマエは俺を誘っている』などと言って、服を脱がせてくるんです。心の中で“誘っているのはアンタじゃなくて別の男だよ”と思いながら応じていました。夫はいつもの手順でしてくるから、全然気持ちがよくないんですけれど、彼だと思ううちに、だんだん体がうるおってくるんです」



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