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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】“無邪気な不倫”「デザートを楽しむ」気分だった女が失ったものは…

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

小・中の同級生と結婚し、満ち足りた日々を送っていた舞(仮名)。ところが、派遣社員として働く会社の年下の社員・亮から「好きになってしまった」と告白され……。

前編はこちら

「バレなきゃ大丈夫」

そんな軽い気持ちで亮との関係を始めてしまった。

©Getty Images

二人の関係は日常生活にあれば嬉しいデザートのようなものだった。

「これって不倫よね。でもドロドロじゃない関係が心地よくて忘れちゃう」

「悪い人だな(笑)」とちゃかしながら亮は笑う。
 

二人の付き合いが始まってしばらくすると、亮は愛情を表す言葉を言わなくなった。至ってドライだ。もちろん、離婚して欲しいなんて言われたこともないし、亮から連絡して来ることもない。グループで飲んだ後や、夫が出張でいない日に亮の部屋に立ち寄るのがお決まりのパターンだ。

亮はいつも、来るもの拒まずの飄々とした態度で扉を開けて歓迎してくれた。
 

不倫にありがちな「切ない」「悲しい」などネガティブな空気はない。恋人のように愛を囁き合うこともない、まさにセフレという言葉が一番当てはまる。

舞も夫と別れる気などさらさらないし、正直この関係は気が楽だった。もし離婚なんてことになれば両家は大騒ぎだ。


ただ、舞が亮に恋をしていたのは本当だ。



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