■対策は?
タイヤのトラブルを未然に防ぐには、やはりこまめな空気圧チェックが重要。自分でタイヤの状態をチェックすることが難しい場合、セルフスタンドであっても、スタッフに声を掛ければ、無料でチェックと空気圧の調整をしてくれるので、お願いしてみてほしい。
タイヤの空気圧チェックはこまめに行いたい
また、ゴムでできてるタイヤは、クルマを使っていても使っていなくても劣化していくもの。すり減っていなくても、(使っていなければなおさら)経年劣化で弾力が失われ、ひび割れていく。「使っていないから」とチェックを怠らないようにしてほしい。
燃費のいいクルマで、給油間隔が1か月以上開く方は、推奨空気圧より10%ほど高めることをおススメする。乗り心地はやや悪化するが、パンクを予防する点で効果的だ。ガソリンスタンドに行く機会のないバッテリーEVの方は、月に1度はガソリンスタンドあるいは販売店でチェックしておくといいだろう。このとき、スペアタイヤを搭載するクルマは、スペアタイヤもチェックもしておくと安心だ。
また、タイヤは製造された瞬間から劣化が始まるため、中古タイヤを装着する場合、製造から4年以内のタイヤを選ぶようにしてほしい。タイヤは、クルマの「走る・曲がる・止まる」という基本動作すべてにおいて、もっとも重要な部品。空気圧チェックと共に、小石やくぎなどが挟まっていないかも、定期的にチェックしたいところだ。
Text:MMM-Production,Tachibana Kazunori
Photo:MMM-Production,Adobe Stock
Edit:Takashi Ogiyama
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