オールデンのNST(シガー)
4番目は、オールデンと言えば、この方というくらい充実のラインナップを誇り、5度目の登場となる @masa_nordiclifeさんの投稿から。オールデンのNST(Norwegian Split-Toe)、シガーコードバンです。
オールデンでは、タンカーブーツに採用されて有名になったノルウィージャンフロント。それを外羽根式(ブラッチャー)のモカシンに仕上げ、シガ-コードバンを採用したのが「22220」、NST(Norwegian Split-Toe)です。
ラストはバリーに比べるとだいぶ細身でドレッシーなアバディーン(Aberdeen)。
木型に入れた状態でライニングまで縫わないよう細心の注意を払いながら縫われるスプリットトゥの技法は、熟練の職人でも1日に10足程度しか生産できないのに、それを細身のアバディーンラストで、しかもシガ-コードバンを使って仕上げてるだなんて驚愕…。
しかし写真を見る限り、きちんと作られていますし、シガーの色味も美しい。やればできるんじゃん、オールデン(笑)。
@masa_nordiclifeさんは、2022年最初のポストで、明るくおめでたいウィスキーカラーの三役揃い踏みをあげてくださっていたと思ったら、すでに新たな一足が既に NEW in しているとは…。
しかもそれが、シガーのNSTだなんて さすがすぎです……。
まだまだ札幌は大雪で大変かとは思いますが、ぜひこのコも他のオールデン同様に目一杯愛でて素敵な一足に育てあげてください。
そして経年変化の報告投稿もお待ちしています!
オールデンのプレーントゥ(ウィスキー)
最後は、「初」という言葉が絡んだ靴に続いての登場となる@sho.1588さんの投稿から。オールデンのプレーントゥ「9905」、ウィスキーコードバンです。
オールデンの数多あるモデルの中で最も人気がある「990」。外羽根のプレーントゥでバリーラストを履いた名作に、希少なウイスキーコードバンを採用したのが「9905」です。
ウィスキーの名の如く、とにかく色が薄いため、状態の良いコードバンでしか製造できず、流通量が極端に少なく相当にレア。商品になっているものでもムラやシミがあるものも多いくらいです。
ちなみに、先ほど紹介した@masa_nordiclifeさんのウィスキーコードバンに比べると、@sho.1588さんの「9905」は購入時点でも濃いめですね。
@sho.1588さんは、そんなウイスキーコードバンにタピールの乳液タイプのワックス「レーダーフレーゲ」を使ってメンテナンス。
ムラが出ることなく、艶やかな優しい光沢感が出て、手触りもスベスベなようです。やるな、タピール! 今度真似して試してみます。
@sho.1588さんが、"コードバンは未使用時も美しいですが、エイジングで味が増していく様がやはり面白い"と記載しているのに同感で、履いて汚れたのを磨き、メンテナンスを繰り返すことで、みたことがない輝きを放つ一足に仕上がると思います。
ぜひ、このウイスキーコードバンも味ある一足に育てあげ、その様子を投稿してくださると嬉しいです!
本格的なお手入れをしなくてもツヤが出るコードバンは、履いたらブラッシングしてホコリを落として、柔らかい布で汚れを拭き取るだけでも十分。しかし、履きジワが深くなったり、水が付いて繊維が立ち上がる「水ぶくれ」と言われる表面の盛り上がりが生まれると、コードバンは光沢を失ってしまうので、そうなったら水牛の角で作られた「かっさ棒」などを使って、コードバンの表面を平らに押し潰すイメージで力を加えながら整えるのも必要。この辺のメンテナンス方法につきましては今度 長谷川さんの動画で紹介しますのでお楽しみに!
それでは、今回はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!
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投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。
それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka