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ランドローバーディフェンダーの魅力を解説!007/ノータイムトゥダイでの迫力の走りが誰でもできる?

安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

先日公開された映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」で、悪路を豪快に飛ばしていた車こそ、ランドローバー・ディフェンダーだ。

© 2021 Danjaq, LLC/Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. NO TIME TO DIE

71年ぶりにフルモデルチェンジをして、2020年初夏に日本上陸した、ランドローバーの「ディフェンダー」だ。

 

■堅牢さを物語る、水平基調のデザイン!

4WD高級SUVメーカーとして歴史と伝統のあるランドローバーの中でも、ひときわ武骨で、悪路走破性に向けられた一台が、ディフェンダーだ。全幅1995 mm、全高1970mmの巨大なボディを持つ、ランドローバーの新型「ディフェンダー」。3ドアの「90(ナインティ)」、5ドアの「110(ワンテン)」、どちらもその巨体から溢れる逞しさと、堅牢感は半端ない。全長は、90で4510mm、110の場合だと4945mmになる。

写真は5ドアの110。全幅1995mm、全長も4945mmにもなる

箱型ボディにマッシブなフェンダー、立ち上がったフロントウィンドウ、水平なショルダーライン、切り立ったテールなど、「オフローダーの最高峰」こと、初代ディフェンダーのデザインをオマージュし、現代技術で蘇らせたらこうなるだろうな、という印象そのものだ。ボディラインは直線基調でつくられていて、非常にシャープかつ、堅牢感が漂っている。ちなみに、2021年度のワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

リアスタイルも垂直に切り立っている。「LAND ROVER」を印象付けるシルエットだ

このディフェンダーが日本に導入されたのは、2020年7月のこと。受注開始当時、日本仕様で用意されたのは、2リッター直列4気筒ガソリンターボ(最高出力221kW(300ps)/5500rpm、最大トルク400Nm/2000rpm)の110のみ。その後、2021年3月には、同じく2リッターガソリンターボの90が導入され、さらに5月、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンが追加された。

直6ディーゼルターボエンジンには、48V MHEV(マイルドハイブリッドシステム)が組み合わされており、モーター(BiSG)は発進時のアシストのみとなる。最高出力は221kW(300ps)/4000rpm、最高出力は650Nm/2500rpmにもなる。この直6ディーゼルターボのパワー感、フィーリング、全ての出来が特に素晴らしい。

 

■オフローダーながら、オンロードでの上質な走りは圧巻

ディフェンダー110の場合、車両重量はおよそ2.4トンにもなるが、直6を搭載したグレードでは、走りが非常に軽い。それもそのはず、最大トルク650Nmのスペックを誇る直6ディーゼルターボが、巨大なタイヤを通して、地面を蹴飛ばして、前へ前へと走らせる。まるで、巨大なマンモスが猛烈に突進してくるような、そんな雰囲気がある。

ディフェンダーの直線基調のデザインは、オンロードでも異彩を放つ

しかもこの直6ディーゼル、振動の少なさや回転フィールなど、上質感が半端なく、かつてのディフェンダーで感じたような、やや粗暴なイメージとはかけ離れている。従来仕様の2.0リッター直4ターボでも十分な走破性をもっているが、オンロードの一般道や高速道路などで直6ディーゼルの旨味を味わってしまうと、2.0リッター仕様が物足りなくなる。そんな感じだ。

 

■もちろん、オフロードでのパフォーマンスは、まさにエキスパート

ランドローバーには、ほかにも、ラグジュアリーな「レンジローバー」ラインと、多用途に使える「ディスカバリー」ラインがある。ディフェンダーは、ランドローバーのなかでも頑強性に優れ、機能的なデザインと、実用性に優れるテクノロジーを装備し、オフロードエキスパートに向けた「デュアルパーパス」なSUVとして開発されているモデルだ。

短いオーバーハングによって、アプローチアングルやデパーチャーアングルに優れ、最大傾斜角はなんと45度、最大渡河水深は900mm(エアサスの場合)にもなる。浅めの川ならば渡っても、浸水することはない。その気密性の高さが分かるのが、ディフェンダーのドアを開けたときだ。ドアを開けると、「シュッ」という空気の抜ける音がするのだ。

「Clear Sight グランドビュー」。このように、タイヤの周囲の状況を詳細に見ることができる

また、クルマの周囲に取り付けられたカメラで撮影した画像を合成して映し出してくれる「Clear Sight グランドビュー」によって、ボンネット下の路面状況までも確認することが可能。見たい角度を指定すれば、その部分の状況を表示してくれる、優れモノだ。

 

■価格は551万円から

価格は、551万円(90、2リッターガソリンターボ)から、1171万円(110、3リッターディーゼルターボのX)と、かなりの高額。冒頭で触れたランクルが、510万円(ガソリンGX)~800万円(ディーゼルGR SPORT)なので、ベース価格は同等ながら、上級仕様はディフェンダーの方が高額になる。

パイプフレームのようなデザインがなされたメーターフード、先進的なフルデジタルメーターなど、堅牢感と先進感が融合した、秀逸なインテリアデザイン(写真は欧州仕様)

 しかし、ランクルよりもより洗練されたエクステリアと、オフローダーとしての充実した装備には、それだけの価値が十分にある。このディフェンダーでオフロード走行ができたら、どれだけ楽しいだろうか。気軽に手が出るクルマではないが、オフローダーを検討中の方には、ぜひとも検討範囲に入れていただきたいモデル、男はだまってこれしかない。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:© 2021 Danjaq, LLC,
Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. NO TIME TO DIE,
LAND ROVER
Edit:Takashi Ogiyama

ランドローバー・ディフェンダーの公式サイトはこちら



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