どんな時でも、どんな場所でも、どんな人でも楽しく履けるスニーカー。まさに「老若男女に愛される」という言葉がぴったりのスニーカーはジャンル問わず多くのメーカー、ハイブランドからもさまざまな素材で登場しています。
そんなスニーカーの中から、今回ご紹介するのはハイカットスニーカー。
ハイカットスニーカーは、くるぶしの位置までの高さがあり、足首へのフィット感があるのが特徴。普通のローカットのもの以上に存在感のあるハイカットスニーカーは、足元の印象をいっそう強いものにしてくれます。
ここでは、そんなハイカットスニーカーをスマートに履きこなすにはどうしたら? といった疑問にお答えしていきます。
パンツ選びはハイカットを「見せる」ことを意識して
せっかくハイカットスニーカーをコーデに採用するのであれば、ローカットスニーカーとは一味違う着こなしをしたいところ。ハイカットスニーカーの存在感を活かすためにも、スニーカーの全体が見えるようなパンツを選びましょう。
ハーフパンツやバミューダパンツなど、暑い夏に大活躍のアイテムとの相性の良さは言わずもがな。だからと言って、ジーンズやロング丈のパンツを合わせてはならないという話ではもちろんありません。
大切なのはハイカットスニーカーを見せること。例えばこの写真では、少し短めで裾が締まったパンツを着用することで、うまくスニーカーの全貌を見せていますよね。そのほかの手段として、お勧めしたいのはロールアップ。細身のパンツをロールアップすれば見た目もスタイリッシュで、足元のコーデにも目が行きますよ。
フォーマルな場面ではブーツ感覚で
そうは言っても短い丈のパンツを選んだり、ロールアップでの着こなしをしていると、カジュアルな雰囲気にしかならないのでは? とお思いの方もおられるかもしれません。しかし、ハイカットスニーカーはブーツ感覚で履くこともできるので、フォーマルなシーンにも対応可能なんです!
©︎Getty Images
こちらのデヴィッド・ベッカムのコーデでは、ブラック無地のエレガントなダブルスーツの足元に、白ベースのハイカットスニーカーを合わせています。ストリート感のあるハイカットスニーカーをフォーマルスーツに合わせることで、近寄り難いカッチリさを上品にハズすというテクニックが光っていますね。
高級ホテルのバーやパーティー会場など、フォーマルさが要求される場面では、清潔感のある白のハイカットスニーカーをブーツ宜しく着用することで、足元まで気を抜かないオシャレを演出できますよ。
靴紐までこだわるべし
カジュアルに着こなすもよし、フォーマルに着こなすもよしなハイカットスニーカー。しかし、いざ足元に注目を集めたとき、スニーカーそのものの印象がコーデ全体と比べてチグハグだと全てが台無しです。
基本の考え方はシャツと同じ。一番上まで結べばかしこまった印象に、逆に上二つ程度の穴には紐を通さずに履けばルーズな印象になるのです。
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画像でご注目いただきたいのは、もちろんオーランド・ブルームの足元。モダンなブラックコーデに合せているハイカットスニーカーの、その靴紐です。緩めて履きこなすことで、グッとこなれた印象になっています。他にも、ハイカットスニーカーは柔らかい生地であれば折り返すことも可能ですから、靴紐周辺の小技は腕の見せ所と言えるでしょう。
さて、ポイントを抑えればどんな季節にも相性◎な、ハイカットスニーカーの履きこなし術をご紹介した今回の「大人の男のスニーカー選び」。ローカットスニーカーとはまた違った魅力に興味が湧いた! という方はぜひコーデにハイカットスニーカーを取り入れて、いつもと違う足元のオシャレを、まずはこの夏から楽しんでみてくださいね。
Text: FORZA STYLE