WATCH 【腕時計羅針盤】

オーデマ・ピゲ、ウブロ、ゼニス...革新的な時計ブランド3選。

みなさん、こんにちは。

腕時計羅針盤、RYです。

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今回も前回、前々回と同様、「どんな自分になりたいか?」あるいは「どう見られたいか?」という逆転的発想で時計ブランドを選ぶというコンセプトのもと、記事を書いてみたいと思います。

前回は「男が憧れる男へ。硬派でクールな時計ブランド」、前前回は「ビジネスの信頼感を上げる時計ブランド3選」というテーマでしたが、今回は「時代を切り拓く挑戦者へ。革新的な時計ブランド3選」というテーマで、3つの時計ブランドを紹介したいと思います。

1. オーデマ・ピゲ

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@aplink.33さんの#腕時計魂のポストより、オーデマ・ピゲのロイヤルオーク

オーデマ・ピゲは、世界三大時計ブランドに数えられる名門ブランドで、1875年にスイスのジュウ渓谷のル・ブラッシュで創業されました。創業から140年以上、創業家が経営を続けている極めて稀な時計メーカーです。

この地の農民は、長い冬の期間に時計製作に打ち込むというのが伝統でした。

オーデマ・ピゲを創業したジュール・ルイ・オーデマと、エドワール・オーギュスト・ピゲもそんな地域の家庭で育ち、子供の頃から時計製造に携わっていたようです。

特にジュール・ルイは、複雑機構を搭載する懐中時計を扱うことを得意としており、1875年に幼馴染だったエドワールと共に、複雑で精度の高い時計を作ろうと立ち上げた会社が「オーデマ・ピゲ」でした。

創業時の志の通りオーデマ・ピゲは、ミニッツ・リピーターや永久カレンダーをはじめ、次々と複雑かつ品質の高い懐中時計を世に送り出し、グランド・コンプリケーションと呼ばれる超複雑機構の懐中時計まで製作しています。

そして1972年には、かの有名な「ロイヤルオーク」を発表します。

それまでは高級時計といえば、貴金属類で作られるのが当たり前であった時代に、ステンレススチールで高級でスポーティな時計を作るという、既成概念を大きく覆す取り組みでした。

また、このデザインを担当したのは、後の天才時計デザイナーと呼ばれることになるジェラルド・ジェンタ氏であり、ロイヤルオークは彼がフルデザインをした処女作であったことも驚きです。

発表当時は、その常識破りのコンセプトと強気の価格設定(当時のパテック・フィリップのゴールド製の時計よりも高く、ロレックスのサブマリーナーの10倍以上の価格)、さらには”ジャンボ”と言われるほどに大きかったケース径(39mmは当時としてはかなり大きかった)もあり、売れ行きは良くなかったようです。

しかし次第に市場に受け入れられるようになり、発表から50年が経とうとしている現在においては、人気時計の筆頭に名前が上がるほどです。

確固たる信念とそれを実現する技術力を備え、世界三大時計と言われるほどの地位を築きながらもそれに甘んじることなく、時代を切り開く先進性と挑戦する姿勢、見習いたいです。

2. ウブロ

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@hold_a_dreamさんの#腕時計魂のポストより、ウブロのビッグバン

ウブロは1979年創業と、時計業界の中ではかなり若いブランドでありながら、高級時計ブランドとして確かな地位を築いています。

1980年に、ウブロが発表した「クラシック」という時計は、ゴールドにラバーベルトという高級時計としては異例の組み合わせで成功を収めました。

ウブロといえば「異なる素材とアイデアの融合」をテーマに時計を作り続けていますが、最初の一本から既にその哲学を感じますよね。創業当時から”ウブロらしかった”ことが伺えます。

2004年には、時計業界の立役者として知られる、ジャン・クロード・ビバー氏がCEOを務め、今やウブロの顔とも言える「ビッグバン」シリーズを展開します。

このビッグバンの登場により、スポーツ選手やアーティスト、各界の著名人に一気に広がり、知名度が飛躍的にアップしました。

ウブロは他のブランド以上に、こう言った方々に好まれている印象が私の中ではあるのですが、これはウブロの斬新さや挑戦的な姿勢に、シンパシーを感じているが故なのかもしれません。

2010年には、自社製ムーブメント「ウニコ」の開発に成功し、それ以降、より自由で斬新な時計を世に送り続けています。

異なるものをフュージョンさせて、新しい価値を創造する。これからの時代に必要なマインドかもしれませんね。

3. ゼニス

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@j_towa.fu_sさんの#腕時計魂のポストより、ゼニスのクロノマスタースポーツ

ゼニスは1865年にスイスのル・ロックルで創業したブランドです。

1900年には「ゼニス」の名を冠したムーブメントを搭載した懐中時計がパリ万博で金賞を受賞し、このことがきっかけとなり、社名を「ゼニス」とします。

ゼニスとは「天頂」という意味を持ち、ブランドのロゴである星マークとリンクしますよね。

ゼニスはマニュファクチュール(自社一貫生産)に拘り、当時分業体制が当たり前だったスイス時計界では珍しく、作業工程をひとつに集約した先進的なブランドでもあります。

そんなゼニスを語る上で、外せないものはやはり名ムーブメント「エル・プリメロ」でしょう。

ゼニスの自動巻きクロノグラフ「エル・プリメロ」は、生きた化石と言えるほどに、古典的な構造をしているだけでなく、1秒間に10振動という最速のハイビートを刻むことがマニア心をくすぐっています。

いわば、クラシックレーシングカーのようなもので、あのロレックスのデイトナでさえも、かつてはエル・プリメロのムーブメントを載せていたほどの名機です。

しかし、今私たちがエル・プリメロを楽しめるのは、一人の時計職人の英断があったことはあまり知られていません。少し紹介します。

アメリカ資本に買収されたゼニスは、「これからはクォーツの時代だから、機械式の資料は全て破棄するように」と、オーナーから通達されました。

エル・プリメロの開発段階から関わっていた一人の時計職人シャルル・ベルモ氏はオーナー陣に、「きっとまた機械式時計の時代が来るから、資料は残したい」と懇願しますが、それは却下。全て破棄との命令が下されてしまいます。

時は流れ1980年代、機械式時計の良さが見直されるようになり、ゼニスも機械式時計を復活させたかったものの、機械式時計の資料は全く残っていませんでした。

困り果てていたところに、なんとあのシャルル・ベルモ氏が、機械式時計の資料を持ってきたのです。

実は、オーナー陣に資料の破棄を命令された後、彼は独断でこっそりと資料を持ち帰り全てラベルを貼って、屋根裏部屋に隠していたのでした。

これにより、ゼニスはエルプリメロの生産を再開する事ができ、今日でもクロノグラフの名門としての地位を維持しています。

こんなドラマチックな歴史があるのもエル・プリメロの面白いところですよね。

さらに2017年には100分の1秒まで計測できるクロノグラフ「デファイ エル・プリメロ21」を開発し、世界を驚かせました。

一度は危機に瀕しながらも、見事に復活し、さらにはその技術をさらに昇華させるそのアグレッシブな姿勢は、何歳になっても持ち続けたいものですよね。

まとめ

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いかがだったでしょうか。

今回は、「時代を切り拓く挑戦者へ。革新的な時計ブランド」というテーマで、3つのブランドを紹介させていただきました。

いずれのブランドも、確固たる技術と地位も併せ持ちながらもそれに甘んじず、常に進化をしようとしている姿勢がかっこいいですよね。

今日紹介させていただいたブランドからは、そんな前向きなパワーをもらえるかと思います。

今回の内容が、皆さんの参考になれば嬉しいです。

それではまた!ありがとうございました。



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