FASHION 干場の「エロサバ」

【1月のドレスアップ出張・妄想編】いまイタリアに行けたなら……

たまにはドレスアップして、妄想出張の旅へ

例年なら1月のピッティ・イマージネ・ウオモ、ミラノ・メンズ・ファッション・ウィーク取材に向けてあれこれ準備をしている時期ですが、今年はコロナ禍の影響で海外渡航は自粛。もう、そろそろ何とかしてほしい……、ガマンも限界です。

というのが本音ですが、連日の世界の感染者数を見ていると、そうとも言っていられないのが現実ですよね。そこで、ストレス発散も兼ねて、もし出張に行けたなら、という妄想スタイルを考えてみました!

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アイテム

コート/タカシマヤ スタイルオーダー サロン
スーツ/タカシマヤ スタイルオーダー サロン
シャツ/アルコディオ
ネクタイ/アルコディオ
サングラス/FIXER
ベルト/ジョンロブ
時計/ヴァシュロン・コンスタンタン
バッグ/ペッレ モルビダ
スーツケース/リモワ
靴/ジョージクレバリー

外出自粛生活に入って、早9カ月。最初はあたふたしましたが、それにも慣れ、そして正直飽きました。そうした気持ちの緩みが、最近の感染拡大につながっているのでしょう。だから不要不急の外出は控えますので、せめて自室でドレスアップさせてください。

部屋着の定番となったTシャツ&ショーツのスタイル。くつろげるし、楽ちんなのに甘えて、いつもそればっかりでした。でも、長く続くと不安になるのです。たまには背筋の伸びる服を着て、メリハリのある生活をしないと、このまま堕落してしまわないかと……。

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僕は、「ファッションには自信のないときに背中を押してくれたり、日常のなかでドキドキ、ワクワクさせてくれる特別な力が宿っている」と信じています。リラックスできるカジュアルは大好きですが、それもハレの日があってこそ。そこで、1月に出張があったなら、というお題で妄想出張の旅に出ることにしました。

イタリアに出張取材に行くと、対峙する相手はファッション業界の重鎮がずらり。イタリア人は大雑把と思っている人がいるかもしれませんが、どうしてどうして! 彼らは、感受性豊かで繊細。着ている服を褒めてくれる一方、なぜそういう着こなしをしているのか、といった理由も求めてきます。理由は明快。ライフスタイルに根ざしているか、自分の好きに正直にいられるか、といったことなんですよね。

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そこで今回は、自分の軸であるグレースーツを起点にした冬のスタイルを考えてみました。『FORZA STAYLE』読者の皆さまはご存知の通り、グレースーツに白シャツ、それに黒やグレーのネクタイというのが、最近の僕の定番。モードとクラシックの中間というか、どちらにも寄り過ぎない心地いい着地点をいつも探しています。Vゾーンには先日、別注した大剣幅5.5センチのナロータイを合わせたのは僕の個性です。

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昨年まではグレースーツの上に黒のシングルコートを着ていたのですが、自分のなかでは もしかしたらダブルブレストの方がしっくりくるんじゃないかという仮説があり、ようやく試してみました。

こちらのコートは、干場監修のスペシャルモデル。ロロ・ピアーナ社の100%カシミア生地を使い、前合わせを浅めにして、背面にバッグバンドを装着、胸ポケットを低めの位置に設定したのが特徴です。

ダブルコートって、ラペルが大き過ぎたり、ゴージ位置が高過ぎたりするのが多くて、大袈裟に見えるのが気恥ずかしかったんです。そこで、クラシックな様式は押さえつつも、モダンにアップデイト。ポロコートのような雰囲気がありますが、余分なディテールは省いて すっきりとした印象を心がけています。

そもそも、モードブランドで黒のコートを探すと素材のクオリティに納得がいかず、クラシックブランドでは黒がないというジレンマがあり、自分で作るしかないと思っていたんですよね。そんなわけで、このコートの仕上がりには大満足。これさえあればいいんじゃないかと思ってしまい、数多あるその他のコートを断捨離しようかと思っているぐらいです(笑)。

ここではスーツの上に合わせていますが、僕がプロデュースした30/70のニットウェアの上に直接着たり、ボトムスをブラックデニムにするのもおすすめ。トレンドのオーバーサイズコートと趣は異なりますが、時代に流されない上質さを備えているという点では断然こちらに軍配が上がります。とはいえ、このコートはオーダーメイドなので、細やかなサイズ感はお好みで。ワンランク上のスタイルが目指せること請け合いです。


今回のスタイルのキモは……。

●自粛期間中のスタイルにもメリハリが欲しい(妄想でも可)。
●だから、たまには背筋の伸びる格好を!
●シングルのスーツにはダブルのコートが似合うという仮説を実証実験。
●モードとクラシックの中間点を狙うのが今の気分。
●新しい生活様式は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)
Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


最新刊となる7冊目は、いわゆる”ファッションの本”ではありません。性別問わず、誰しもが気になる人を惹きつける内面の魅力である色気の重要性。ファッション以前の人間的な、大事な部分について迫りました。色気があるとないとでは、仕事だけでなく、遊びや恋愛など、人生でのさまざまな局面が変わってきます。とはいえ、これと言った正解、とらえどころがないのが色気です。

 

異性を惹きつける性的な魅力が色気なのか? 髪型や体型、メイク、香り、ファッションなど外見をセクシーにすれば色気は出るのか? 肌の露出を高めボディタッチをすれば色気は出るのか? 逆に隠せば色気は出るのか? 雰囲気や仕草、目の表情、声に色気は宿るのか? はたまたダメ男やダメ女に色気はもたらされるのか? 上品な色気と下品な色気の違いとは? 男性が思う女性の色気とは? 女性が感じる男性の色気とは? 「色気力」とはいったい?

いろいろな経験をしてきたけど、まだまだ辿り着けない「色気力」。本書では、過去の失敗やコンプレックスを乗り越えながら学んだ「色気力」の正体に迫ります。巻末には、和文化総合プロデューサーであり、上品な佇まいからそこはかとなく「色気力」が溢れる美人エッセイストでもある森 荷葉さんとの対談「男と女の色気」もあります。お楽しみに!

あなたの基本を作り、周囲の人を心地良くさせるコツを紹介します。急速に変化する対人関係の在り方のヒントが満載の一冊です。ありがたいことに発売前から全国からたくさんの問い合わせをいただいております。ぜひ読んでいただけると幸いです。

「色気力」
(集英社文庫)

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【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。



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