FASHION ― エロサバ

干場の「エロサバ」

【究極のジャケパン!?】ブラックスーツの上着をカジュアル使い!

2020.11.18 2020.11.18
2020.11.18

究極のカシミアジャケットを、いまの気分にアレンジすると……

いよいよ僕が、現時点で“これさえあれば!”と思う、3着のスーツを着こなすシリーズも最終回。最後は、カジュアル編をお送りしたいと思います。

前回ご紹介したブラックスーツのジャケットに、程よく色落ちしたブラックジーンズをプラス。ジャケット+ジーンズのスタイルはもはや定番といってもいい組み合わせですが、カシミアジャケットを使ったら その究極版ができるはず! そんな仮説(限りなく、間違いないとの確信あり)を実証すべく、早速トライしてみました。

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アイテム
ジャケット(オーダー)/ブリッラ ペル グル イスト ※スーツの上着
Tシャツ/アルコディオ
ジーンズ/マインデニム
サングラス/レイバン
ベルト/HTC
ウォレットチェーン/クロムハーツ
時計/ブライトリング
バングル/フィクサー
リング/フィクサー
ソックス/グレン・クライド
靴/WH

せっかく大枚をはたいて極上のスーツを誂えたからには、思う存分、着倒したいというのが人の常。もったいなくてそんなに着られない、というご意見もあると思いますが、スーツといえども、時代とともにシルエットが変わり、ディテールが変わり、アップデートを繰り返しますから(お直しにも限界がありますし……)、着ないともったいないですよ! 

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前回、ブラックスーツはフォーマル色が強過ぎて、クラシックスーツを基本とするビジネスの場には そぐわないというお話をしましたが、逆にファッションとして捉えるなら、これ以上スタイリッシュに見えるスーツはありません(きっぱり!)。

だとしたら、ドレスコードのないカジュアルなスタイルにこそ、その実力は遺憾なく発揮されるのではないか……。そう考えたのが、このコーディネイトに挑戦しようと思ったきっかけでした。

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ここ数年、90年代スタイルにハマっていたのも大きかったかもしれません。というのも、90年代はメンズモードの創成期。現在も先頭をひた走るトップメゾンが、それまでウィメンズしか展開がなかったコレクションに、メンズを加えた時期でもありました。多感な年齢だった僕が、そうした世界に“激”憧れたのは言うまでもありません。

しかも新米ながら、編集者として海外のファッションウィークに取材に行かせてもらったのですから、気絶に次ぐ気絶。生きて帰国できたのが奇跡みたいな日々でした。

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そんな頃、ショーの最後にランウェイに挨拶に出てくるデザイナーやクリエイティブディレクターたちがこぞってしていたのが、ジャケット×ジーンズのスタイル。トム・フォードさん然り、エディ・スリマンさん然り、ドミニコ・ドルチェさん&ステファノ・ガッバーナさん然り。

さらには当時、デイヴィッド・ベッカムさんなどのセレブも皆こんな格好をしていたのですから、若造の自分が勘違いしたのはご想像通りです(ボロボロのジーンズをコーディネイトして、パークハイアットのレストランに入れてもらえなかった苦い経験ありw)。

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そんな若き日の思い出はさておき、40代中盤を迎えた自分がいまやるとしたら、と考えたのがこのコーディネイト。究極のカシミアジャケットをいまの気分にアレンジするとしたら、モノトーンで、コンパクトなシルエット、というのがまずは前提となりました。

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ジーンズは昔、もっとゆったりしたシルエットだった気がしますが、僕が選んだのはマインデニムのスリムストレート。僕のお洒落の師匠のひとりである、野口強さんがディレクションするこのブランドは、ストレッチ具合が絶妙で、ヒザが出にくいのが魅力です。

余計な装飾を一切排除したデザインも野口さんっぽくて、いつも惚れ惚れしてしまうんですよね。6〜7本もっていますが、新モデルが投入されるたびに欠かさずチェックしています。

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ジーンズの選び方は変わりましたが、変わらない部分もあります。ベルトやウォレットチェーン、時計などは、僕が90年代当時から愛してやまないハード&タフなもの。要所要所にこういう普遍的なアイテムを差し込むことで安心感があるというか、いまがそういう気分なのかもしれませんが、変わらないものの良さを噛み締めている自分がいます。

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ジャケット×ジーンズって、誰でもできる(似合う)コーディネイトなんですよね。そこで自分らしさを出そうと思うと、ジーンズのシルエットとアクセサリー使いがカギになるんですが、僕の場合は前述の通り。

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ただ、これって僕の着こなしが正解なわけではなく、一人ひとりに合った組み合わせがあると思うんです。移り変わるトレンドを追いかけるのではなく、自分らしいスタイルを極めること。それこそが、ニューノーマルな時代のお洒落の突破口だと思いますよ。


今回のスタイルのキモは……。

●ブラックスーツはカジュアルの場面でこそ本領発揮。
●ジーンズと合わせるスタイルは、定番であり、ある意味モード。
●そこに最高級素材を投入するとどうなる?
●着こなしに正解はないと心得よ!
●新しい生活様式は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)

Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。

Author profile

干場 義雅
干場 義雅
Hoshiba Yoshimasa

FORZA STYLE 編集長 兼 ファッションディレクター

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする小誌編集長。1973年、東京生まれ。

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