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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

本物は長く付き合えるので むしろお買い得なのです

世界最高峰の靴、といえば真っ先に名前が挙がるのがジョンロブです。ロンドンでは1866年から、パリでは1902年から紳士用の高級ブーツや靴をつくり続けており、その靴づくりの姿勢には常にブランドの起源であるビスポークの精神が息づいています。

創業者のジョン・ロブ氏は1862年に開催された英国万国博覧会で金賞を受賞すると、翌年10月には当時の英国皇太子(エドワード7世)にブーツを献上し、英国王室御用達靴職人に任命されるほど、超一流の腕前をもっていました。そうした卓越した職人技や質の高いサービス、追求されたスタイルなどの文化的遺産が、時代を超えてしっかりと継承されているのもジョンロブの強みです。1976年からはエルメスグループの一員となり、82年に初めての既成靴を発表。94年には英国靴の聖地ノーザンプトンにファクトリーを開設し、現在は既成靴のデザインおよびハンドメイドによる靴の製作はそこで行われています。

そんなジョンロブのなかで、僕が愛用しているのがこの2足。どちらもグッドイヤーウェルト製法による最上級のプレステージラインのシューズで、土踏まず部分を絞り込んだベベルウエストのシルエットと、半カラス塗りのソールが特徴です。ビスポークに用いられるディテールを取り入れて、よりエレガントなイメージに仕上げているんですね。

左は、フォーマルスタイルに合わせるために入手したパテントレザー素材の「ガルニエ2」。極上のフィッティングと究極の造形美は、さすがはジョンロブとしかいいようがありません。右は、最高級カーフ素材を使った「フィリップ2 ダブルバックル」です。バックル部分には気品溢れるローズゴールド色の金具が使われていて、ベルトとお揃いでコーディネイトすることができます。僕も最初は靴だけ買おうと思っていたんですが、お店のスタッフにすすめられるまま両方購入しまいました。確かに、ピンクローズ色というのは他ではあまり見ないですし、バックルの形状まで一緒ですから、これは買っといて絶対に損はない!と思ったわけです。そこはかとなく漂う色気もあるし(笑)。

値段だけ見れば確かに高額の投資ではありますが、本物を身に着けると背筋が伸びるし、それにふさわしい男になろうと努力します。大事にメインテナンスしながら長年付き合っていけることを考えれば、ジョンロブはむしろお買い得である、と断言します(笑)。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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