CAR ― Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

妄想は続くよ、どこまでも!

ランボルギーニの問題児「ウラッコ」を、愛を持って振り返ろう!

2020.10.18 2020.10.18
2020.10.18
説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

誕生50周年を迎えたランボルギーニ・ウラッコ

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ランボルギーニのプレスサイトにアップされた『Lamborghini Urraco』の画像。スーパーカー世代のワタシにはご褒美のようなもので、とても美しく、あらためて過去を振り返りたくなりました。いや~、それにしてもキレイ。惚れ直しますね!

このウラッコというモデル、フェラーリ流にいえば“ピッコロ・ランボルギーニ”というポジションになります。この時代のフラッグシップモデルは12気筒エンジン搭載車。フェラーリはデイトナ、ランボルギーニはミウラの後継となるカウンタックがV12エンジン搭載し高額で売られていました。

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同社の戦略上、ウラッコは量販モデルとして計画されました。設計も意欲的でモノコックシャシーを採用。サスペンションは4輪ストラット。当時はミウラもカウンタックもその構造はチューブラーフレームを職人がチリチリ溶接するスタイル。とても量産できるクルマではありません。

そこでランボルギーニはなんとか価格を下げられるよう考えた末、現代のように大幅に機械化されたラインに乗せるためにモノコックシャシーとしたのです。また、搭載するV8エンジンは、イマドキのFFのようにトランスミッションとデファレンシャルギアを一体化。生産工程を合理化しコスト面に配慮していました。

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パワートレインの収め方は初代NSXのようなイメージですが、ウラッコはなんとか狭いながらも後席を備えた4人乗りのミドシップスポーツカーでした。当時はこの辺りがスーパーカーらしくないと評されましたが、そもそもライフスタイルの設定が12気筒モデルと異なっていたのです。この点をもう少し上手にアピールできればスマッシュヒットを記録できたのかもしれません。

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それではザックリとスペックを振り返ります。

【Lamborghini Urraco】
ボディサイズ:全長4,250×全幅1,720×全高1,115 mm 
ホイールベース:2,450mm
トレッド:1,460mm(前後共通)
エンジン型式:V型8気筒DOHC(バンク角90度)

●P250 / P250S
製造年:1970-1976年
総生産台数:520台
排気量:2,463cc
ボア×ストローク:86×53 mm
最高出力:220hp(164kW)/7,800rpm
最大トルク:230Nm/5,750 rpm
最高速度:245Km/h

●P200
製造年:1974-1977年
総生産台数:66台
排気量:1,994cc
ボア×ストローク:77.4×53mm
最高出力:182hp(134kW)/7,500rpm
最大トルク:176Nm/3,800rpm
最高速度:215Km/h

●P300 
製造年:1975-1979年
総生産台数:190台
排気量:2,996cc
ボア×ストローク:86×64.5mm
最高出力:265hp(195kW)/7,500rpm
最大トルク:275Nm/5,750rpm
最高速度:250Km/h

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で、この手のクルマにありがちなのですが、オフィシャルの公表値と販売国の諸事情が合わさって、いくら調べてもデータがひとつの値に収まりません(笑)。様々にご指摘あろうかと存じますが、多少の誤差はご容赦いただければと思います。

さてウラッコですが、当時はランボルギーニの本業であるトラクターの生産販売も思わしくなく、また合理化するための生産ライン構築にあたり新規投資が追い付かず、結果的に従来の人海戦術生産となり価格が予定より上昇。販売数もよい結果を得られませんでした。

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本来は911への刺客として誕生した闘牛の末っ子であるウラッコ。それでも50年を経過したいま、マルチェロ・ガンディーニ(ベルトーネ)のデザインは美しく、パオロ・スタンツァー二の設計に志を感じます。いまの時代、SUVやEVが必要でしょうが、もう少し何とかなりませんかね?

Text:Seiichi Norishige

ランボルギーニ

Author profile

教重 誠一
教重 誠一
Norishige Seiichi

自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。

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