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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

【クロムハーツ】いま再び惹かれるウォレットチェーン&長財布

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

いまのハードな気分にマッチするけど、どう使おう?

自分の軸をなしているスタイルがいくつかあって、数年タームでマイブームがやってきます。でもブームが去ると、ブランド古着のセレクトショップ「RAGTAG」などに買い取ってもらうのですが、どうしても手放したくないものってありますよね。

そういうものは、とりあえず箱に入れて保管……。ところが、その数が多くなりすぎて、ここ数年、何を入れたかわからない箱が大量発生する事態に陥っていました。

そこで、コロナ禍の外出自粛生活で時間をもてあましているうちに、断捨離でもしてみようという気持ちになりまして……。思い切って、片っ端から箱を開けてみたわけです。

なかには、なんでこんなのを取っといたんだろう、というものもあったのですが、これが出てきたときには懐かしい気持ちが半分、久々に使ってみようかなと思ったのが半分……。少し前から言っている通り、コロナのせいもあって、いまはハードなデザインに惹かれているんですよ。

懐かしい思い出といえば、これと一緒に発見したドッグタグは、1999年のクロムハーツ南青山店のオープン記念品。当時は『LEON』編集部に在籍していて、一緒にオープニングパーティに行った、ロック福田さんが、とてつもない金額のジャケットをその場で買ったのに驚いた記憶があります。この財布とウォレットチェーンは、それより前に入手したものだから、かれこれ25年くらい前のものでしょうか。

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ウォレットチェーンは、スーツに合わせたらカッコいいかもと思って、試しにスラックスのベルトループに装着してみたのですが、ダブルクリップで重すぎてループが壊れそうだったので、このアイデアはNGの予感。

長財布はデニムのヒップポケットにと思っているのですが、昔そうやって使っていたらスタッズ部分がこすれてポケットに穴が開いたのを思い出しました(苦笑)。そんなわけで、どうやって使うのかは これからじっくり考えてみます。

クロムハーツとの出合いは、僕が編集者として第一歩を踏み出した20歳のころ。『MA-1』や『モノ・マガジン』時代に、ブランド創立者のひとりであるリチャード・スタークにインタビューしたり、僕のお洒落の師匠のひとりであるスタイリストの野口強さんが溺愛していたりと、思い入れはひとしおなんです。だから、どうしても手放せない……。

いまだったら、どうやって着けるのがいいのか、もう一度研究してみます。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:Toshiaki Ishii



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