【惜しいよオトコ・その55】カーディガン、肩にかけたらバブル世代。ポロシャツ・エリタテッテー氏
最近、ポロシャツが人気復活してますよね。アメカジを通り過ぎたFORZA世代の男性は、きっと嬉しいことでしょう。ですが……?
ポロシャツを着たら襟を立てる。そうDNAに刻み込まれている男性は多いようでして……。
そういえば、エリマキトカゲって流行りましたよね。わからないあなたはきっと平成生まれ。
襟を広げたような姿で二本足で走る姿が大人気だったあのCM、懐かしい……。
あれ? 何の話でしたっけ?
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そうそう、「ポロシャツの襟を立てる男性」のお話でした。実は女性も一定数いらっしゃいます。というわけで、今週ご紹介するのは、ポロシャツ・エリタテッテー氏。
’80年代〜’90年代は、誰もがポロシャツの襟を立ててパステルカラーのカーディガンを肩からかけて、セカンドバッグを小脇に抱えていましたっけ。
今ではほとんど見かけなくなりました。
そんな中、一人でも襟を立て続ける信念には男らしささえ感じます。
先日、ポロシャツの襟をピシッと立てながらお一人でランチを楽しんでいらっしゃる男性を見かけました。FORZA世代のビジネスマンっぽい感じで、銀座の少し高級なレストランにふさわしい清潔感のある服装がとても素敵。立った襟からはバブル時代の懐かしいゴージャスな感じが半径3メートルくらい漂っていました。
お気に入りのポロシャツを長く愛用していらっしゃる男性は素敵ですよね。
でも、よれよれになった襟を無理して立てていらっしゃる方は、たよりない感じ。
そして、汚れた襟は不衛生な印象。
長く大切に素敵に着るために、「ラコステ狂」赤峰先生の動画がおすすめです。
理想は、襟は立てないでボタンを全部きちんと留めていらっしゃる方。
特にアニキのポロシャツ姿は気絶です。
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。
オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com