CAR ― 九島辰也の CAR STYLE

九島辰也の CAR STYLE

もうじき生産終了! 800万円台で買えるスーパーカー『アルファロメオ4C/4Cスパイダー』の走り心地やいかに

2020.6.5 2020.6.5
2020.6.5

今年で生産終了のスーパーカー 年末まで目が離せません!

ざっくり言って、スーパーカーの新車の値段は2000万円から3000万円くらいが多いようです。フェラーリやランボルギーニ 、それとマクラーレンなんかが、その辺の価格帯に売れ筋モデルをラインナップします。その多くが平べったいボディをし、ドライバーの真後ろにエンジンを搭載。でもって街中で遭遇したとたん爆音と共に走り去っていきます。

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そんなスーパーカーの要素をふんだんに取り入れたモデルがありました。アルファロメオ4C/4Cスパイダーです。しかも価格はなんと800万円台。まさにスーパーカー好きには夢のようなクルマです。

「ありました」と過去形で言ったのは、つい先日販売を終了してしまったから。2013年に発表され、今年の4月30日まで日本のディーラーでも売られていました。

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それじゃなぜ今そんなクルマを取り上げるかというと、今年末、“ファイナルエディション”と呼ばれる最後のモデルが登場するからです。日本限定50台だそうですから、そう簡単に手に入るような気はしませんが、注目ですね。

そんな感じなので、最後にもう一度と思いインポーターの広報車両をお借りして走らせてみました。久しぶりのご対面。一年以上はお目にかかっていません。

クルマは屋根を取り外せる4Cスパイダーです。トップの部分のロックを外してクルクルと丸めてトランクにしまえば、オープンエアモータリングの出来上がり。

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特徴はドアを開けると目の前にある太いサイドシルです。これをまたがないとシートには座れません。なので、スカートはちょっと辛いかも。ハッキリ言ってデートカーには向きませんね。

ですが、ひとりでクルマと対話しながら走るのにはもってこい。ストイックにクルマと向き合えます。というのも、エンジンを運転席のすぐ後ろに積むミッドシップのハンドリングは個性的で、FRやFFのスポーツカーとは大きく異なります。ドライバーを中心にクルリと向きを変える様は、このクルマの醍醐味と言えるでしょう。アクセルとブレーキとステアリングを最適に動かしてクルマの挙動をコントロールすることに真剣になれます。この動き、ある部分ゴーカート的。毎日乗っていたら運転が相当上手くなりそうです。

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そしてドライブモードを“D(ダイナミック)”にすると個性はさらに色濃くなります。アクセルのレスポンスはクイックに、エキゾーストサウンドは大きくなり、周りに響き渡ります。トンネルの中では意味なくギアを二段落としてアクセルを踏み込んだりして。お品がよくない。いけませんね。

久しぶりの4Cスパイダーは相当刺激的でした。でもって、クルマから降りるとこのスーパーカー然としたスタイリングですから、エモいです。

さらにウンチクをひとつ付け加えると、このクルマは通常のアルファロメオの工場ではなく、モデナのマセラティの生産ラインでつくられていました。どうです、スペシャル度高いでしょ! 

そんな個性的なクルマなので、多くの人には勧められませんが、スーパーカー好きの方はぜひ“ファイナルエディション”にトライしてみてはいかがでしょう。まだ値段は未定ですがアフォーダブルであることは間違いなし。というか後々価値が上がる可能性大。もう、アルファロメオから目が離せませんぞ!

Author profile

九島 辰也
九島 辰也
Kushima Tatsuya

モータージャーナリスト兼コラムニスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員/2014-2015日本カーオブザイヤー選考委 員/日本ボートオブザイヤー選考委員/(社)日本葉巻協会会員

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