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「ベントレー コンチネンタルGT」で京都へ。快適すぎるロングドライブにGO!

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東京、京都間往復で検証された、“コンチネンタル”の実力!

いまさらですが、クルマは走ることを目的としますが、それぞれ得意なジャンルがあります。サーキットで走らせると気持ちのいいものがあれば、悪路を走らせて性能を発揮するものもあります。それに荷物をたくさん載せることで支持を得ているものも。人間でも短距離走が得意とか重量挙げが得意とかありますもんね。それと同じです。

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それを踏まえ、このクルマを高く評価したいと思います。ベントレー・コンチネンタルGTです。コンチネンタルとはそのまま“大陸”を意味します。ベントレーが最初にこの言葉をモデル名にしたのは1950年代。コンチネンタルRがソレでした。その意図は、「大陸を気持ちよくグランドツーリングできるクルマ」となります。考えてみてください。英国は日本同様島国。グランドツーリングできる大陸にどこか憧れていたのかもしれません。そこで、コンチネンタルという名前のクルマをつくった。そう考えても不思議ではありませんね。

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高く評価するのはこのクルマが名前の通りグランドツーリングを得意としていることがわかったからです。全工程およそ1000キロ。想像以上の快適なロングドライブでした。

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コースは、東京から京都のリッツ・カールトン京都へ行き、また東京に戻るというもの。その間、静岡市内や名古屋市内にも立ち寄りました。おおよそ高速道路のハイスピードステージでしたが、市街地走行はもちろん、比叡山ドライブウェイなどワインディングも含みます。いろいろなシーンで走らせてみないとグランドツアラーとしての評価はくだせませんからね。

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総体的に言ってコンチネンタルGTは疲れ知らず、といった仕上がりです。もちろん、6リッター12気筒エンジンですからパワーに不服はありません。最高出力635ps、最大トルク900Nmは必要にして十分というか、……驚異的です。もはやスーパーカーとか耐久系レーシングカーじゃないかと思うほど。

このくらい大きなエンジンともなれば都度状況が変わる高速巡航でもアクセルを激しく操作することもなければ、チカラを入れて踏み込む必要もありません。日本の高速道路であれば2000回転プラスアルファという低い回転域ですべての行為を行えます。なので、疲れ知らず。というか、ACC(アダプティブクルーズコントロール)が自然なフィールでドライバーの代わりをしてくれちゃいますがね。

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ただ、そればかりではつまらないので、ドライブモードをいじりながらテイストを試してみました。スポーツはその名の通りスポーティに、コンフォートは快適な乗り心地と落ち着いた走りを演出してくれます。そしてベントレー推奨の“B”モードはその中間と言ったところでしょうか。歯切れの良いシフトチェンジを繰り返しながら硬すぎない乗り心地を提供してくれます。個人的にはかなりこのモードを気に入りましたが、高速移動はコンフォートもいい味を出していました。フワフワ感を出しながら安定しています。それにコースティングも積極的に行われるようで、燃費も良さそう。コンチネンタルGTにはエコモードがないので、もしかしたらコンフォートがその代役も務めているのかもしれませんね。

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ワインディングでのスポーツモードはある意味別の顔が現れます。アクセルをグッと踏み込むとまんまレーシングカーのエキゾーストノートが響き渡りますから。クルマ好きは全員シビレます。まぁ、こちらがベントレーの本性とも言えますがね。また、この時のハンドリングの楽しさも特筆すべきポイント。これだけの大きなボディが軽快に向きを変えます。さらにいうと、フロントに12気筒を積みながらアンダーステアはほとんど出ません。これはもうマジックと言っていいでしょう。お見事!

そんなこんなでたどり着いたリッツ・カールトン京都のエントランス。で、ここでもまたこのクルマは威力を発揮します。それはベントレーならではの素晴らしいたたずまい。本当のラグジュアリーを知るもの同士のコラボレーションですね。美しいクーペスタイルはスポーティでもありますが、エレガントさもまとっています。どうですこの世界観。うっとりしませんか? もう時間を忘れていつまでも見ていられそうです。

Photo:新井康介
撮影協力:リッツ・カールトン京都

 



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