FASHION ― エロサバ

干場の「エロサバ」

マイナス50度にも耐えられる、エロいダウンコート

2020.3.9 2020.3.9
2020.3.9

少し前にグレースーツは僕の勝負下着という話をしましたが、今回はそのアレンジ版をもう一度。

つまり、勝負下着のプレイバックPart3! 緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ♪ 子どものころ、テレビで観た山口百恵はカッコよかったなあ……。

あれ、何の話してたんでしたっけ?

アイテム

ダウンコート/ムーレー
スーツ/タカシマヤ スタイル オーダーサロン
シャツ/アルコディオ
ネクタイ/タカシマヤ スタイル オーダーサロン
チーフ/ムンガイ
時計/ヴァシュロン コンスタンタン
リング(右)/フィクサー
リング(左)/アスプレイ
ソックス/グレン・クライド
靴/WH

何度も言いますが、このグレースーツの組み合わせは、いつ何時でも勝負できるようにと熟考を重ねた末、たどり着いたマイスタイル。

ここまでのスタイルの変遷を、現代のマーケティング理論に例えると、「エロサバ 1.0」は良いスーツを着ていればよしとする製品中心の考え方、「エロサバ 2.0」は他の男との差別化により顧客(対女子)の感情に訴えかける戦略的手法、「エロサバ 3.0」は人そのものの魅力を引き出す着こなしに焦点を当てた価値主導の思想。そして、最新の「エロサバ 4.0」となるのが、自己実現の欲求を満たすスタイルです。

自分でも何を言いたいのかわからなくなってきましたが、要は変わらないように見えるエロサバも、日々アップデートを繰り返すことで進化を遂げ、ついには自己実現が目標というわけのわからない境地にまで達したのです。

それが、毎日が勝負!(笑)。

と、己の心情を吐露したところで、早速、実践編といきましょう。今回、グレースーツの上に合わせたのは、今年新調したムーレーのダウンコート「ヘルシンキ」

前に紹介したビームスFのポロコート→ロロ・ピアーナの「アイサー・ジャケット」からの流れで、だんだん寒くなっているイメージです(春が近づいているというのに、世の中の流れと逆行していてすみません!)。

僕にとってムーレーのダウンは、機能性とファッション性、ラグジュアリーな雰囲気と、三拍子揃ったパーフェクトな逸品。実際、こんなふうに上品なスーツスタイルやジャケットスタイルに似合うダウンってあんまりないんですよ。

その点、ムーレーは「プルミュールダウン」という最高品質のホワイトグースを使い、さらにそのダウンをイタリア政府の指定規格に従って、イタリア国内で殺菌洗浄するという徹底ぶり。スナップボタンやファスナー、ホーンボタンなどのパーツもオリジナル品で、ディテールにも一切の妥協がありません。

ちなみに この「ヘルシンキ」は、摂氏マイナス50度でも対応するほどの防寒性を備えた一着。そんな場所に行く機会があるかどうかはわかりませんが、北極でも、南極でも、ドーンと来い!というくらいの気分。本当、ぬくぬくなのです。まるで、羊水に包まれているかのような安心感。これを至福と言わずして、何と言うのでしょう。

だって、真冬のピッティやミラノコレクション、はたまたジュネーブサロン(国際高級時計サロン)を経験してごらんなさい。マジで、寒くて死にそうになりますから。

さらに、あまりの保温性の高さにうれしくなって、フライト中の機内では掛け布団のように使っていたら……。

とある外資系航空会社のCAの方に「あら♡ グッドアイデア! 何て、あったかそうなの♡」と、格別のウインクをいただきました(笑)。首周りを覆ってくれるフードも保温性能が高く、デタッチャブル仕様の上質なラビットファー付き。思わず、すりすりしたくなってしまいます。

そして、スーツに似合うのはもちろん、Tシャツの上に直接はおったときがたまらなくエロいのです。

それはそうと、コーディネイトも着丈が長いので、モノトーンで合わせる分にはあれこれ考える必要なし。もはや、手放せなくなっています。


今回のスタイルのキモは……。

●グレースーツとは、男の勝負下着である。
●いまの心境は、「エロサバ4.0」ともいえるラビリンス。
●モノトーンの組み合わせなら、コーディネイトを悩む必要なし。
●日常生活に必要のないオーバースペックこそ、男のロマン。
●ムーレーのダウンコートは吸いつき方が半端ない!

Photo: Ikuo Kubota (OWL)

Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba

6冊目の書籍が発売しています。洋服から、ジュエリー、腕時計、ライフスタイルまで。僕が日頃から愛する大人の男女におすすめしたいブランドの逸品について書いています。読んでない方はぜひ!

干場義雅が愛する
「究極のブランド100+5」(日本文芸社)

5冊目は、1冊目の書籍の内容を改稿し、本質的な服装術を知らない新社会人から肩書きを持つ大人まで使える身に纏う処世術について書いています。読んでない方はぜひ!

世界のビジネスエリートは知っている
「お洒落の本質」(集英社文庫)

4冊目の本では、女性のエロサバなスタイルについてまとめています。女性はもちろん、男性が読んでも面白いのでぜひ。奥様にもすすめてくださいね。

干場義雅が語る

「女性のお洒落」
(ディスカバートゥエンティワン)

3冊目の書籍は、難しいとされる大人のカジュアルスタイルについて書いています。読んでいない方はぜひ!

干場義雅が教える

「究極の私服」
(日本文芸社)

2冊目の書籍は、色気についてです。
普通に見えて、なぜか人を惹きつける男の共通点について書いています。読んでいない方はぜひ!

一流に学ぶ

「色気と着こなし」
(宝島社)

1冊目は、スーツの着こなし術から世界の一流品選びまで、基本的なことやお洒落の本質について書いています。読んでいない方はぜひ!

世界のエリートなら誰でも知っている

「お洒落の本質」
(PHP出版)

【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。

Author profile

干場 義雅
干場 義雅
Hoshiba Yoshimasa

FORZA STYLE 編集長 兼 ファッションディレクター

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする小誌編集長。1973年、東京生まれ。

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