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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

F1に超イケメンの新星現る!モナコ生まれのシャル様に注目!!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

F1再燃。ポスト「セナ様」はフェラーリの「シャル様」で決まり!

F1が一般的にもブームだった90年代前半。「セナさま~」と両手を合わせて願いをつぶやく清楚系美少女がひとり。そんな姿がキュンと胸打つCMが地上波で流れていました。応援するのは、無論、❝音速の貴公子❞こと伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」のことであります。

あれからウン十年・・・。いまや地上波中継はありませんが、有料でF1のライブ中継は継続中。近年は技術の進歩と放送側の努力もあって、様々なデータが表示&複数画面が見れるなど、コアなF1ファンも納得の放送内容。加入者の方はブームのときより、より深くF1を楽しんでいらっしゃることと思います。

しかし、現在のF1は世界的に人気低迷中。日本では地上波中継中止の影響力は確かに大きいのですが、その気になればインターネットでタダ見可能(外国語)な時代です。様々な要因はあるものの、現状を一言でいえば求心力の欠如なのです。

シャルル・ルクレール
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天界に召されたアイルトン・セナ没後、幾人ものチャンピオンが生まれました。でも日本人的にはイマイチ魅力に欠けていた気がいたします。しかし! それも過去のもとなるかも知れません。F1参戦2年目でフェラーリのシートを射止めた白馬の王子様「シャルル・ルクレール」が一発カマしてくれそうなのです。

王子様のような端正な顔立ちにドキ!
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個人的に「シャル様」と呼んでいますが、歴代フェラーリ・パイロットのなかでもかなりイケメンです。ワタシのランキングではジル・ヴィルヌーブに次ぐ第2位というポジション。先頃開催された第2戦バーレーンGPの予選では早くもポールポジションを獲得しています。

2019年シーズン2戦目にしてアッパレな快挙ですが、この出来事は21歳と165日というポールポジション獲得最年少記録2位というオマケ付き。ちなみに第1位はスクーデリア・フェラーリのチームメイトであるセバスチャン・ベッテルがもつ21歳72日が現在のレコード。3位以下はフェルナンド・アロンソの21歳236日、ルーベンス・バリチェロの22歳97日、ルイス・ハミルトンの22歳153日と続きます。

齢21のあどけなさの残る笑顔がたまりません!
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バーレーンGPの決勝レースではシャル様がトップを快走! 同チームのNo.1ドライバーであるセブは置き去りです。しかし、悲運にも完璧にレースをコントロールするも、レース最終盤にパワーユニットがトーンダウン。メルセデスの2台(L.ハミルトン、V.ボッタス)にポジションを明け渡すことになります。そして辛くも3位でフィニッシュ。記憶に残るほろ苦いレースとなりました。

ココでシャル様のプロフィールを少々。1997年10月16日生まれのてんびん座。モナコ生まれのモナコ育ち。光ってますね~。公国モナコですわ。で、お父様もF3経験者というから英才教育もバッチリでございます。カートからステップアップしキャリアを積み、ザックリ飛ばしてフェラーリ・ドライバー・アカデミー入り。まあ、わかりやすくいえば研究生ですね。

モナコ生まれのキラキラ王子。
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その後、シャル様は掴んだチャンスをモノにしました。2016年GP3チャンピオン、2017年F2チャンピオンとなり、2018年はザウバーからF1デビュー。今シーズンは名門スクーデリア・フェラーリ入りと相成りましてございます。憧れのフェラーリ・パイロットです!

ワタシも遥か昔、フェラーリ・パイロットのキャリアをもつニコラ・ラリーニ、厩舎入り直前まで行きながらヘリコプター事故で夢が潰えたアレッサンドロ・ナニーニにモンツァサーキットで単独インタビューしたことがあります。その時に二人が口を揃えていったのは「フェラーリが人気なのであって、ボクに日本のファンがいるのかい?」でありました。つまり、日本人が想像するより遥かにその存在は大きく、フェラーリはF1のネ申です! 

シャル様には先にF1デビューを果たした兄貴的存在の親友ジュール・ビアンキを亡くすなど、日本人的に感情移入しやすい部分もありますが、彼には天賦の才能と幸運を掴む素質があるとワタシは踏んでいます。王者メルセデスの二人のドライバーは早く、ホンダパワーを得たレッドブルのマックス・フェルスタッペンも実力的にはチャンピオンの資質があります。マクラーレンも速さを取り戻してきました。

F1ブームの頃よりドライバーのキャラクターが濃く見えないのは、近年の報道スタイルの影響も大きいと思います。ぶっちゃけコンプライアンスだの契約云々などなど。皆ゴシップがお好きですからつまらなく感じるのは仕方ないのかも知れませんね。

白馬の王子様が2代目音速の貴公子に変貌するやいなや。未知数の部分はありますが、いまからモナコGPのシャル様の活躍に期待せざるを得ない令和元年のF1なのです。

Text:Seiichi Norishige

■Charles Leclerc - Le Petit Prince de la F1

 


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