【続きはこちら】「高齢者の一人暮らしは限界なのか？」田舎の実母が娘よりも頼りにした相手とは...娘を悩ます高齢者がハマる危険な店をなんとかして！

「『コンビニの跡地で詐欺行為』っていうのはニュースで聞いたことがありましたが、地域に密着したお店でもこんなふうに1か月ほどだけ借りて詐欺まがいの商売をするなんていうことができるのかな、と驚きました」

母が催眠商法に引っ掛かったことを確信しショックを受けた千鶴さんは、家に戻って思わず母を責めた。

「そのお店がとっくになくなったことを伝えても、なぜか母は驚きもしませんでした。なんだか、悪質商法に引っ掛かったかもしれないけれど、構わないという感じでした」

千鶴さんの母は「何週間も通ってたくさんお喋りの相手もしてもらって、日用品や食品を凄く安く買えたり、おまけを貰えたりして、こんな年寄りの相手をしてもらったんだからいいのよ」と言った。

「どんな理屈で許しているのかと、あきれてしまいました。そんなものにみすみす騙されてちゃ、お金全部犯罪者に盗られちゃうわよ、と怒ると『アンタなんかより金目当ての他人の方がよっぽど優しいのよ！ 私のことを気にかけてくれるの！』と言われてしまいました」