安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。
クルマで走行中、突如として目の前に現れる、道路上の落下物。気づくのが遅れたり、気づかずに乗り上げてしまうと思わぬ事故につながってしまう恐れがあり、非常に危険。
JAFによると、実際に高速道路を通行中のクルマが落下物に気づかずに乗り上げてしまい、その後クルマが全焼してしまうという、重大事故になった事例もあるようです。
■渋滞の原因になるほか、後続のクルマの事故にもつながってしまう落下物
夜間の高速道路、道路を照らす明かりはなく、通行するクルマのヘッドライトだけが頼りというなかを走行していた一台のクルマ。突然、下から突き上げられるような衝撃に襲われ、クルマを路肩に寄せて確認したところ、なんと建設現場などで見かける鉄骨に乗り上げてしまったことが判明。鉄骨がクルマの底を強く擦ったことで燃料タンクが破損し、擦った熱や火花でガソリンに引火。クルマは無残にも全焼となってしまったそうです。
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道路上の落下物は、後続のクルマにとっては、まさに恐怖の障害物。特に高速道路では、事故や渋滞の原因となりやすい
JAFによると、落下物が原因の事故としてはほかにも、落下物を避けようとして車線変更をしたことでほかのクルマに衝突してしまい、1人が亡くなってしまうという事故のほか、落下物が原因で発生した渋滞の列にクルマが衝突し10人以上が死傷する、という事故も発生するなど、道路上の落下物は、後続のクルマにとっては、まさに恐怖の障害物。
前を走るクルマたちの動きで、そこに落下物があることが認識できるときはまだよいのですが、たとえば夜間の高速道路など、前走車がなく、かつ見通しが悪い状況で高速走行中だと、突然目の前に現れるため、かなりヒヤッとさせられますよね。
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