【続きはこちら】「不審者の好きにさせるんですか！」これぞ、男性差別！恐怖に震える男児も放置。果敢な義父もタジタジな老害あふれる田舎の集落とは

最近は子どもを過保護にし過ぎて、野郎たちもみんな女みたいになりやがって、と言った人もいたと……。

義父は「そんなことを言っていたら、いつか本当に悲惨な事件が起きるかもしれない」と警告したが、ムダな抵抗だった。

「小学校3年にもなって男が一人で田舎道も歩けないなんて、将来どうやって女子どもを守るんだよ、と笑われたと言っていました」

由梨花さんの義父は、ボランティアを集めてすべての児童の安全な下校に働きかけることを断念。長男が一人下校にならずに済むときは、ほかの班の一人下校の子の見守りに行っているが、さすがに孤軍奮闘ではその対策は十分とは言えない。

男女の別にかかわらず、犯罪の手はどこから伸びてくるのかわからないということを、いい加減に理解し正しく警戒すべきではないか、と由梨花さんは強い口調で語った。

取材/文：中小林亜紀

PHOTO：Getty Images

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