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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「2歳児の耳にイヤホン突っ込むのは止めろ!」帰省中もスマホ漬けの孫に絶句。知育を免罪符にスマホを使わせ続ける息子夫婦に、祖母が思うこと。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

盆休みシーズンが近づき、帰省の移動中や帰省先で小さな子供についついスマホを渡しがちになる人は多いのではないか。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、幼児のスマホを通じた動画視聴についてこう指摘する。

「自制心を養う前に動画漬けになってしまうと、そこから脱却することは容易ではありません。視力や他者とのコミュニケーション不足など、中毒性そのもの以外にも心配な要素はいろいろあります。

特に小さな子供は、一度見せだすと、取り上げた時に騒がれて、結局与えてしまう…という負の連鎖になりがちです。親が『使わせる際のルール』を設けて守っていくことは、やはり必要なのではないでしょうか」


「昨年の盆の帰省で、年に一度しか会えない孫が、滞在中ほとんどYouTubeを観ていてやりきれなかった」

こう語るのは、盆帰省中のトラブルについての取材中に出会った女性、小塚郁美さん(50代・仮名)だ。

「次男の家族は首都圏に住んでいて、うちへは車で4時間ほどかけて帰ってきます。庭先で車が停まる音が聞こえて喜んで出ていってみると、孫2人は耳にイヤホンをつけてのご登場でした。あのこれ、去年のことです。まだ4歳と2歳ですよ……」

正月休みは次男は妻の実家に帰るため、孫を連れて泊まっていくのは盆休みだけだという。

「赤ちゃんの時も、たまにスマホを手渡して見せていたのですが、去年はイヤホンまではめていたのでびっくりしました」

郁美さんはイヤホンと言ったが、次男夫婦曰く、それは「小さな子の耳にも優しい設計になっているヘッドフォンだ」とのこと。

「何でもいいんですけど、耳に優しい設計って、ずっと使ってたら優しいものも優しくなくなるんじゃないかと思いますね。とにかく見るたびスマホの画面に釘付けですから」

次男夫婦が帰省する際は、地元で暮らす長男夫婦の家族と長女夫婦も実家を訪れる。

「長男の子供たちもスマホで動画を見ますが、小学校中学年までは大きな画面でしか動画を見せてこなかったとかで、わりとメリハリをきかせて観るんです。

でも、次男の子は幼児なので『そろそろやめないと自分が疲れちゃう』と思わないんでしょうね、恐ろしくなるほど延々と見ていました」

郁美さんは、幼児2人が次男とその妻それぞれのスマホを手から離さず、旅先ですら周囲に関心を示す様子もなく、ひたすら動画を視聴し続ける姿が怖かったという。

「こうなってしまったら、もう後戻りはできないんだろうなというのが直感的にわかりました。とにかく終わりがありません。うちに到着して、最初の10分くらいはリビングでジュース飲んだりお菓子食べたりしていましたが……」

親戚で団欒を楽しんでいる席でも、すぐに落ち着きがなくなってきた次男の子ども2人。郁美さんが観察していると、案の定親にスマホをねだった。



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