【続きはコチラ】咳が出ていてもマスクをしない50代ジジイに、子どもの罹患を隠して出社する母たち。人によって異なるコロナの認識が感染爆発の引き金に？

【前編のあらすじ】花山諒子さん（仮名・52歳）は、スーパーで働いている。先月、次々スタッフが感染し、自身もコロナに罹患。喉の痛みがとにかく酷く、1週間ろくに食べ物が喉を通らなかったそう。そんな諒子さんは普段スーパーで咳をしているのにもかかわらず、マスクをしていない人を見かけることがあるそうで、それに対して懸念があったと話す。しかし、そんな諒子さんをさらに驚かせたのは病院の発熱外来で見かけた男性だった…。

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©︎GettyImages

「発熱外来にきていた男性です。50代くらい。待合室で咳をするたび、マスクをずらしていてすごく目につきました。さらに驚いたのは、その彼が診察室から出てきたとき。マスクを外していたんです」。

彼は明らかに咳をしている。しかも、結構重い。

「その様子を見て気の良さそうなおじさんが男性にジェスチャーでマスクをするように促したんです。マスクつけてるのを忘れたと思ったんでしょう」。

諒子さんはもちろん、素直にマスクをすると思ったそう。

「ところが、男性は大丈夫ですというようなジェスチャーを返したんです。だって、咳をしているんですよ？あたりには、困惑のムードが漂っていましたね」。

その様子を見ていた看護師がマスクをするように促すが、男性はそれを断ったと話す。