また、その親子と一緒にショッピングモールに行った時のこと。
レストランで子供用のランチを2人分注文した際、食器の絵柄がお花と車の2種類用意されたという。それを見たさやかさんの娘が「りこ、女の子だからお花のやつ!」と嬉しそうに声をあげると……。
「りこさん、うちの息子にもどっちがいいか聞いてあげて。男の子だってお花柄が好きな子もいると思う。女の子だからお花って、そういう決めつけ良くないよと言い出しました。
それは私に向けた言葉でもあったと思う。あんたの教育が悪い、みたいな」
確かに、娘は男友達に対して「どちらのお皿がいいか」の意見は聞くべきだったかもしれない、とさやかさん。
「でも、小さな子って誘導しなくても女の子はフリフリとかピンクを選ぶ子も多いし、男の子も自ら車で遊びだしたり、ママゴトつまんねーっていう子も多いですよ。
それが現実です。自然な興味とか好みに対してまで『決めつけ』『思い込み』と批判するなんて、それこそ決めつけじゃないかと思うんです」
☆思想を押し付ける「モンスターママ友」とのいざこざ。やがてその押し付けはエスカレートしていき……。後編では、その一部始終をお届けする☆
取材/文 中小林亜紀
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