さやかさんの娘りこちゃん(仮名)はおままごとが大好きで、リビングの片隅に置いたおもちゃのキッチンに立っては料理ごっこをくり返しているという。
「娘は保育園で一番仲良くしている男の子とおままごとがしたくてしょうがないんです。将来2人は結婚するとのこと(笑)。
で、前はよくそのママさん共々うちにお呼びしてたんですが、私とそのママが口論になって以来呼んでなくて、娘に抗議されてます」
娘が仲良くしている男児の母親は会社員。企業の中でSDGs担当チームにいたことがある人物なのだとか。業務のなかでジェンダー平等に関する知識を蓄積したという彼女の考え方は、さやかさん曰く「平等一色」。
「よりによって私みたいな人間がこういう人とお近づきになってしまうのが人生なのかなって、戸惑いました。彼女の考えもわからなくはないけど、子供のままごとにまで目クジラ立てるのにはついていけませんでしたね」
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©Getty Images
聞けばそのママ友、さやかさんの娘が最愛のボーイフレンドにせっせとおもちゃのご飯を作りお給仕し続けている姿を見て、躊躇なく批判の言葉を向けたのだそう。
「『りこさんの家はママだけがご飯作るかもしれないけど、それが普通ってわけじゃないのよ。女がご飯を作るって誰が決めたの?』と言うんです。相手は4歳児ですよ。驚きました」
ママ友は、現在小学校などでも定着している男女ともの「さん呼び」を日頃から励行しているそうだ。
「小学校とか公の場ならわかるけど、実際問題、よその子供を『さん』呼ばわりしてる保護者なんて見たことないですよ。各自が望む呼び方をしてあげたら良くないですか?」
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