「介護休暇なんかじゃ到底追いつかないくらいやることがある。両親が2人とも認知症なわけですから…。実の息子が面倒を見るケースは珍しいと言われることもありましたね。奥さんに丸投げして、結局は離婚、そういうケースも多いようです」。
この頃になるとやっとことの重大さに気がついた姉が動き出し、都内ではなく関東近郊に老人ホームを見つけ出して入居することができたそう。
「都内だと本当に高いんです。少し離れるだけでも安くなります。結局、今はもう2人とも亡くなりましたが、40代は2人の介護に捧げたようなものです」。
親の貯金2000万円はすべて使い切ったという。この体験から平塚さんは、認知症介護者から相談をうけることも多いと話す。
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