「これも実際は契約者本人がまだ正常に判断ができるうちに行っておくのがベストです。代理権を行使しないこともできますし、いざ認知症になってしまったら、代理人契約を結ぶことも容易ではありません」。
認知症になった後にこの代理人契約を結ぼうとしたことで、別の金融機関や行政で心ない言葉を浴びたこともあるそうだ。
「親の資産を狙う息子呼ばわりされたことも1度や2度ではありません。相手としても予防線を張っているのでしょうけれど、これは堪えました。子であることを証明することができないんです。恐ろしいですよね」。
結局、仕事もままならなくなった平塚さんは、勤めていた会社をやめる選択をしたそうだ。
RANKING
1
5
4