「認知症が風邪のようにうつるとはよく聞く話です。確かに徘徊したり、妄想からの虚言が始まったり、ちょっと異常な人を目の前で見ていると正常ではいられないのかもしれません」。
こうして両親ともに認知症になってしまった。そして悲劇は続く。なんと父は徘徊の末に、銀行のカードや通帳、財布などを紛失していたのだ。
「まさにお先真っ暗、でした。銀行は本人をつれてきてくださいの一点張り。しかし、父は入院中。母も番号がわからない。病院の支払いは待ってはくれません」。
そんな窮地に追い込まれた平塚さんを救ったのは、幼い頃から彼、そして両親を知る人物だったそう。
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