どんなにエコだから使うのをやめたと言っても、別のところで環境に負荷をかけるアイテムを新たに買って増やしていたら意味がない、と嘆く太一さん。
「子供にも説明がつきません。学校の給食では環境のためにストローはつけないことになったと教えられているのに、家では大量にストローを買って持たせるわけですから」
そもそも牛乳瓶のままで良かったのでは?と太一さんは本音を漏らす。
「それに、牛乳瓶は洗ったり運んだりするのに費用が高くつくから紙パックに変えたと言っているくせに、紙パックを水で洗いまくって、回収業者さんに持っていってもらってるんでしょう。おかしくないですか、コレ」
持続可能な社会を目指そうとさかんに言われてはいるが、何となくエコっぽいことをやっているだけで本末転倒な気がすると語る太一さん。夏頃には、再び妻が大量のストローを仕入れるのかと考えるとバカバカしく思える、と苦笑いを浮かべた。
取材/文 中小林亜紀
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