ハイクオリティなメゾンのサンダルを選ぶの正解!
人気連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第102回目は「メゾンの黒サンダル」。サンダルといえば暑い夏の足元選びにおける有力アイテムですが、単に涼しさだけで選んではダメなんです!
今年は猛暑予想とあって、足元でも涼を求めたくなりますよね。となれば、気になるのがサンダル。蒸れやすい足を解放してくれるサンダルですが、肌が露出する分、実はチープに見えやすいという懸念があるんです。
「軽快さと涼しさを求めるには打ってつけのサンダル。でも、モノによってはご近所感があったり、チープに見えたりしがちです。あくまで大人の足元として見せたいなら、やっぱりメゾンのサンダルが頼りです」
トップスやパンツの組み合わせがシンプルになる夏コーデにおいて、足元の存在感は高まります。高級感のあるレザーやハイクオリティなメタル装飾、またロゴといったメゾンの威光を効かせられるサンダルなら、シンプルなコーデでもちゃんとクラス感を主張できるんです。
「とはいえ、これ見よがしにならないよう、色はブラックがオススメ。コーディネートのしやすさという点でも、ブラックは有効ですからね」
軽快なアイテムほど、高級感を求めるべし。これも、スタイルクリニックの極意です。
「さらにジュエリーや腕時計との組み合わせもポイント。サンダルのバックルにシルバーメタルが使われているなら、ベルトやブレスレットでシルバージュエリーを合わせたいところ。シンプルな夏コーデこそ、全体の統一感やテーマ性が重要になってきますからね」
夏はサンダルを軸にコーデを組み立てちゃうのもアリですよ!
CELINE / セリーヌ
上質レザーとメタルのキラリ感で足元を主役に
いわゆるプンターレ付きのストラップがアイコニックな“ティッピ”。フットベッドも上質なカーフ製で、厚みのあるラバーソールが快適な履き心地も両立します。ウエスタンがトレンドキーワードの今夏ですが、大人はこんなサンダルでさりげなくアピールするのもいいですよね。
さりげない小技でシンプル夏コーデを格上げ
サンダル14万3000円、Tシャツ8万8000円、デニム17万500円、ベルト8万3600円、サングラス6万8200円、カフ参考商品※全て予定価格/全てセリーヌ オム バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)
80年代を想起させる、デニムパンツへのTシャツイン。全身ブラックとシンプルですが、デニムはカットオフされ、さらにウエストのベルトもサンダルと同様にプンターレとなっています。「こんな小技があればこそ、シンプルコーデは格上げされるのです」
干場編集長のアドバイス①「サングラス」
足元が軽快な分、目元は強めなデザインを
ブラックワントーンのミニマルなカラーリングにおいてこそ、小物はひとクセ欲しいところ。
「スクエアのフロントに太幅のテンプルとかなりキャラの立ったサングラスが、シンプルな夏コーデを盛り上げてくれます」
干場編集長のアドバイス②「ベルト」
サンダルとシンクロしてコーデに統一感を
ウエスタンスタイルのプンターレ付きベルト。メタルの輝きに加えて、カーフレザーに型押しされたリザード柄が色気を匂わせます。
「バックルやプンターレのデザインは、サンダルと共通。メタルの質感も相まって、シンプルかつラフなTシャツ&デニムパンツコーデも、ワンランク上に格上げされます」
BOTTEGA VENETA / ボッテガ・ヴェネタ
大人のスポサンの理想系がズバリこれです!
ヒールストラップ付きのスポーツサンダルで、その名もトリップサンダル。ホールド感が高いので、文字通り夏旅に履いていけます。厚みのあるラバーソールも、長時間履きを楽ちんに。それでいてイントレチャートをあしらったストラップが、高級感をしっかりアピールします。
PRADA / プラダ
軽やかな足取りとリッチ感を両立する秀作
幅広のストラップが足全体をしっかりホールドしてくれるこちら。ストラップの素材は、実はレザーではなくラバー。いわゆるグルカサンダルのデザインとあって見た目はクラシックですが、履き心地は実に軽やかでスポーティです。そんな中、トライアングルロゴがクラス感を。
DOLCE&GABBANA / ドルチェ&ガッバーナ
これがサマになってこそ真に大人です
これがラバー製ならご近所サンダルでしょうが、カーフスキン製となれば印象は一変。大人の足元にふさわしい高級感を楽しませてくれます。さらに、立体的かつレーザーカットされたDGロゴが、その後押しを。ビーチリゾート旅に持って行ってもいいですよね。
BALENCIAGA / バレンシアガ
コーデに物足りなさを感じたらこれが解決策
バレンシアがといえば、やっぱりこのファットなシルエットですよね。幅、長さともにビッグサイズなソールを履かせた3XLサンダルは、フィット感の高い3ストラップと共に安定感のある履き心地に。軽装になる夏コーデにおいては、もはやこのサンダルが主役と言えるでしょう。
JIL SANDER+ / ジル サンダー+
レザーの上質感と快適な履き心地を一挙両得
ブラックのカーフスキンストラップに映えるホワイトステッチがポイント。フットベッドには足裏形状に沿うカーフスキンをあしらい、さらにヒールストラップはベルクロ仕様でフィット感を高めるなど、クラシックな雰囲気とイマドキな履き心地を両立しているのが見どころです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba
【問い合わせ】
セリーヌ ジャパン 03-5414-1401
ドルチェ&ガッバーナ ジャパン 03-6833-6099
プラダ クライアントサービス 0120-45-1913
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966
バレンシアガ クライアントサービス 0120-992-136
ジルサンダージャパン 0120-919-256