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ついに始まった日本版ライドシェアって、結局いいの?悪いの?課題を考える

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■全面解禁に期待したい!!

日本では長年、ライドシェア導入に慎重な姿勢をとってきた。そもそも日本では、営業許可がない個人によるタクシー行為(いわゆる白タク)は、「一般旅客自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通大臣の許可を受けなければならない」とする道路運送法第4条に違反することとなり、自家用車は原則、有償で運送の用に供してはならない(道路運送法第78条)。

4月から導入となったライドシェアは、タクシー業界の大反対によって、前述したような条件付きでの導入となったが、政府は、アプリ事業者などの新規参入を含む全面解禁の議論を続けており、2024年6月までに結論を出す予定だという。

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もっと気軽に利用できるよう、運賃の自由化にも踏み込んでくれることを期待したい©Adobe Stock

条件付きでの導入では、効果は限定的にとどまると思われるが、全面解禁となれば、自家用車を利用して空いた時間で働くことができるようになるため、副業や兼業として、比較的年齢の若い運転手が増えることが見込める。ドライバー不足に対応できることはもちろんのこと、若いドライバーが増えれば、事故率低減にも繋がるかもしれない。

確かにライドシェアには懸念もあるが、移動の選択肢が増えることは大きなメリット。まずは全面解禁となることを期待したいが、さらに気軽に利用できるよう、今後は運賃の自由化にも踏み込んでくれることを期待したいところだ。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:Adobe Stock



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