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ついに始まった日本版ライドシェアって、結局いいの?悪いの?課題を考える

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■海外では相互レビューを導入することで、懸念に対応

ライドシェア導入によってドライバーが増えれば、通勤時間帯や公共交通機関が止まった際、また観光地などで利用できるクルマが増えることは、利用する側にとって大きなメリットだし、相乗りによってマイカー利用を減らすことできれば、CO2排出量の削減にも貢献できる。

しかしながら、「タクシーではない、一般のドライバーのクルマに、しかも知らない人と一緒に乗るなんて怖すぎる」と思う人も少なくないだろう。知らない人と狭い車内で限られた人数が時間を過ごすことは、犯罪に巻き込まれる懸念もあるし、臭いなどの衛生面も気になる。そこまでではなくても、ドライバーや同乗者の態度が悪いなど嫌な思いを強いられることは、大いに考えられることだ。

もちろんこうした懸念は海外も同様。この懸念に対応するため、海外のライドシェアサービスでは、多くが「相互レビュー」を導入している。乗客と運転者がお互いをレビュー(評価)しあうことで、マッチング前に相手側の情報を把握できるため、安心して利用することができるようになっている。

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海外ではライドシェアが急速に普及してきている。相互レビューの導入など、トラブルを回避するシステムも©Adobe Stock

車内カメラなどで社内の様子を残すことも必須だが、利用客と運転者がお互いを選ぶことができれば、評価の低い運転者や利用客は、自然と淘汰されるので、相互の「質」が向上するという意見もある。また、ドライバーや相乗り者と「おしゃべりしたくない」とか、「静かに移動したい」ということを事前に選択することも可能だろう。

すでに日本でも、アプリ上で「ドライバー」と「同じ目的地に移動したい人」をマッチングして、相乗りを提供するサービスを支援している「notteco」などの業者も誕生している。「〇月〇日〇時出発で、○○から○○方面へ行きたい人、〇名まで、料金は〇千円」といった応募をアプリの中でできる。もちろん運転者としてだけでなく、同乗者として利用することも可能だ。なお運転者や利用者の利用履歴や評価はアプリ上で確認ができる。



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