「お父さんも、アレで笑ってたの？」昔のバラエティ番組を観た娘からの蔑んだ目線。50代父が返してしまった「とっさのひとこと」

芸能界が揺れている。ダウンタウンの松本人志と週刊文春の裁判が3月末に始まれば、さらに蜂の巣を突いたような騒ぎになるだろう。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏が語る。

「結局、長いものに巻かれるというのがこれまでの日本でした。大手所属の大物タレントに対しては、誰も何も言えない。ただ、旧ジャニーズ然り、日本も少しずつですが変わり始めています。そういった時勢を的確に捉えていなければ、これからの社会で強者になることは難しいでしょうね。さらに言えば、強いとか弱いとかそういった二元論的な考え方をする時点で遅れているのかもしれません」

今回は昔のテレビ番組でのコントが起因となり、娘に敬遠されてしまったというある男性の話を今回は聞いていきたい。

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©︎GettyImages

東山礼司さん（仮名・46歳）は、生粋のダウンタウン世代。なかでもごっつええ感じは大好きで欠かすことなく観ていたと話す。

「今見ても面白いですよね。おかんとマー君とか、ゴレンジャイとか。最近はSNSとかYouTubeで検索するとすぐに出てくるので、観たりすることも。便利な時代になりましたよね」。

そんな礼司さんだったが、今回の事件である動画が出回り、娘と議論になったというのだ。

「きっかけはごっつええのあるコント。娘に言われて見てみると確かに女性芸能人に対する対応が確かにちょっとひどいものだったんです。ものすごい勢いで押していたりとか、胸を揉んでいたりとか。私でもあれ？と思ったくらいですから、平成生まれの娘にとっては衝撃だったのでしょう」。

大学生の娘は、その動画を見て唖然としたと話したそうだ。そして礼司さんはこう問われた。

ーあれが面白いと思ってるの？