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「お産の痛みに耐えないと、本当のママにはなれないの」妊婦ママが絶句。トンデモ義実家の「ヤバすぎるマタハラ」を成敗した秘策。

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「姑はなにかと『お隣の山田さん、お孫さん4人目だって』『スーパーでよくお話する佐藤さんだけど、孫は水泳と英会話へ通わせているらしいの』と、周囲の話が多く世間体を気にするタイプ。

結婚してからも、子どもは考えているの?などグイグイ聞かれましたよ。妊娠をとても喜んでくれて、早く孫の面倒を見たいと言ってくれたのは嬉しかったですが、あんなことになるなんて予想外でした……」

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©Getty Images

孫が生まれるのを期待しすぎていたのか、姑は美樹さんが妊娠した途端、妊娠中によい食べ物やサプリ、ベビー服などを持って自宅へ来る頻度が増えた。

ちょっぴりお節介だとは思いつつも、我が子を楽しみにしてくれている気持ちは嬉しいため、姑が持ってくるアイテムはすべて受け取り保管していた美樹さん。

しばらくして義両親と食事をした際、姑からある指示を受けたという。

「私が住んでいるところは政令指定都市で、田舎ではあるけどそれなりに栄えています。そのため産婦人科はいくつかあるのでどこの病院へ行こうか迷っていたところ、姑から一言。

『私は長女も息子も、ここの産院で産んだからここがいいわよ。先生の腕がよくて有名で、もう80歳近いかしら……とにかくこっちの病院へ行って初診を受けてみて』と、ご丁寧に病院を指定してきたんです」

妊娠が発覚したら産婦人科に行き、妊娠の診断をしてもらう必要がある。そしてそのあとは住んでいる自治体へ妊娠届を提出し、母子手帳をもらわなければならない。

妊娠初期はどこの病院へ通うかこだわりがなく、早く赤ちゃんを確認したかったので姑が指定するA病院を受診。無事に妊娠の確認ができ、母子手帳を発行してもらったという。

その後はつわりを乗り越え、体の変化に戸惑いながらも穏やかなマタニティライフを送っていた。

しかしお腹の中で我が子が大きくなるにつれて出産への恐怖も大きくなっていき、眠りが浅い日が続いたそう。

そこでSNSで目に留まったのが無痛分娩の投稿だ。落ち着いてお産ができるなら無痛を選択してもよいのではないかと思い、無痛分娩を実施している病院への転院を決意した。

「お腹が大きくなるにつれ、本当に赤ちゃん出てくるのかな、痛みに耐えられるかな……という不安も大きくなりました。

YouTubeで見る出産動画はみんな物凄く苦しそうだし、友人の話を聞くと腰骨が折れるような痛みだとか30時間痛みに耐え続けたとか……。子どもに会える期待と出産の恐怖がトントンでした。

市内で無痛分娩をしている病院があったので、紹介状をもらって転院したんです」

妊娠6か月を迎えた頃、姑が勧めたA病院から転院した美樹さん。

無痛分娩をする旨を義両親へ伝えると、姑からは耳を疑うような意見が返ってきたという。



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